旅レポ
ハワイ最旬エリアを巡ってきた! チョコレート工場にウイスキーの蒸留所、リニューアルしたDFSワイキキも
2024年1月3日 00:00
「進化した王道ハワイ」というテーマで開催されたハワイ州観光局×デルタ航空主催のプレスツアー。これまで、利用したデルタ航空の「デルタ・プレミアムセレクト」、宿泊したホテル「シェラトン・ワイキキ」、そして滞在中に訪れた旬スポット前編の3記事にわたってご紹介してきました。
最終回となる本稿(旬スポット後編)は、チョコレート工場やウイスキーの蒸留所、リニューアルオープンしたDFSワイキキなどのスポットをご紹介します。
「マノア・チョコレート・ハワイ」で“神様の食べ物”ともいわれるカカオ豆の奥深さを知る
最初にご紹介するのは、ワイキキからクルマで約30分、オアフ島の東海岸カイルアエリアにある“bean-to-bar”のチョコレート工場「マノア・チョコレート・ハワイ」です。ここでは1人$25でチョコレートテイスティングができちゃいます。ハワイはアメリカで唯一、チョコレートの原料カカオが栽培できる場所だってご存じでしたか?
ここ数年で国際的に認められ、世界のチョコレートメーカーから注目を浴びているというハワイ産カカオ。しかし農園の数がまだ少なく、生産量はごくわずかなため希少価値が高いのだそう。そんなハワイアンカカオを優先的に使って自社工場で高品質なチョコレートを生産しているマノア・チョコレート・ハワイ。現在8つの農場と提携しているそうです。
今回はハワイ産カカオを使ったダークチョコレートを(ちょっぴりワインをいただきながら)テイスティング。その数なんと19種類! バナナやココナツなどのトロピカル系、くるみやアーモンドなどのナッツ系、バニラやシナモンなどのスパイス系など、カカオ豆の産地によって、ほかの作物のフレーバーがほのかに感じるチョコレートの奥深さに感動してしまいました。
“大のチョコレート好き”というわけではなかった私ですが、今回カカオ豆についていろいろ学んだことで知的好奇心が高まり、以来チョコレート選びが楽しくなりました。そして、今回買ってきたカカオニブは毎朝ヨーグルトにふりかけてちまちまと食べています。
地元産の手作りウェルネスボウルのお店「ブレンディッド・ハワイ」
続いてもカイルアのお店、ヘルシーなボウル専門店「ブレンディッド・ハワイ(Blended Hawaii)」です。こちらのお店、ハワイで最も有名な朝市「KCCファーマーズマーケット」にタロイモをベースとしたカロボウルなどを出店して人気となり、2023年10月に実店舗を構えたばかり。ガーデンもあるオープンエアな店内はポップアップのフードカーなどもあり、コミュニティスペースとしても利用されています。
材料はファーマフーズマーケットで出会った信頼できる生産者からのみ仕入れているというこだわりのボウルをさっそくいただくと、優しい甘みで超ヘルシー! それもそのはず、砂糖不使用の自然な甘みが自慢なのだとか。
食べ進めていくと、タロイモを蒸してつぶしてココナッツミルクとブラウンシュガーを混ぜ合わせた「クロロ(Kulolo)」というハワイの伝統的なスイーツも。わらび餅やあんみつ、水ようかんなどの和スイーツに通じるものがある気がしたカロボウル。もしかしたらアサイーボウルに続く人気ボウルになるかも!?
ピュアウォーターで蒸留するハワイアンウイスキーはいかが? コオラウ蒸留所
カイルアからホノルルに戻る途中で立ち寄った「コオラウ蒸留所」は、コオラウ山脈の麓で小規模ながら本格的なメイドインハワイのウイスキー蒸留所です。オアフ島では貿易風がコオラウ山脈にぶつかることで大量の雨をもたらし、その雨水は火山岩でゆっくりと濾されて地表に湧き出てきます。そんなピュアなハワイアンウォーターを使って作られているのがコオラウ蒸留所のシグネチャー「オールド パリロード ウイスキー(OLD PALI ROAD WHISKEY)」です。
こちらでは、蒸留師の話を聞きながらの蒸留所見学ツアーを開催しています(約1時間で1人$25、Web予約制)。ラベル貼り体験などもでき、自分でボトリングしたものが欲しければそれを購入することもできるそう。ウォッカやジンなども造っていて、店内ではテイスティングも可能なので、お酒の好きな大切な人へのハワイ土産にもいいのでは? ちなみに「オールド パリロード ウイスキー」は、ハワイ各地にあるスーパーマーケット「Foodland -FARMS-」などでも販売していて、現地のレストランやバーでも飲むことができますよ。
ワイキキで利用しない手はない! ハッピーアワーでお得に美味しく楽しみましょう
物価高騰と円安の追い風もあって、少しでも余計な出費を抑えながら、いかに楽しむか?がカギとなっている今のハワイ旅行。そこで今回の滞在で提案されたのが、夕方の時間帯にレストランやバーなどがアルコールを少しお得に提供するハッピーアワー! 足を運んだのはインターナショナルマーケットプレイス内のレストラン「イーティング ハウス1849」です。
こちらのお店のハッピーアワーは16時~18時(ラストオーダー17時)。なんとこの時間帯は地ビールやグラスワイン、クラフトカクテル、1品料理などが1つ$8でオーダーできちゃいます。シャキシャキ芽キャベツとかモンゴリアンBBQベビーバックリブとか、枝豆とか(笑)どれも日本人好みの味付けで美味しい! そして小皿といっても日本人の胃袋にはちょうどいいので、何品か注文すれば夕食はこれでオーケーだったりするのです。ハワイ滞在中はこのハッピーアワー、利用しない手はありません。
3年ぶりにグランドリオープンしたDFSワイキキに行ってみた
コロナ禍で3年以上クローズしていたカラカウア通り沿いの大型免税店「DFSワイキキ」が2023年9月にリオープンしました。まぶしいほどに改装された館内には100以上の有名ブランドなどがずらり。ファッションブランドから時計、ジュエリー、そして定番ハワイ土産まで充実の品揃えです。以前と比べてハワイのローカルブランドを増やしたそうで、DFS限定品なども。滞在中何度も足を運んでしまいそうな空間でした。
ハワイ旅のまとめ、久しぶりに行くとどう進化してる?
コロナ前のワイキキといえば「食べるところが見つからな~い!」ということが意外と多かった印象ですが、美味しいものをさくっと食べられるお店が増えていること、そしてテイクアウトできるレストランが多くなっていることが挙げられます。
サービスチャージが高いということもあって、新しいお店ができると地元の人もとりあえずはテイクアウトして味を確認して、美味しかったら次はお店に食べに行く、という人が多いのだそう。
そして、なんでもかんでも高いということでもなく、日本にはないお得なケースがあったりも。ハワイではFree refill(フリーリフィル)といって、アイスティーなどのソフトドリンクは“おかわり無料”のところが多いのです。そして今回ご紹介したハッピーアワーを利用すれば、リーズナブルにお腹を満たすことができて、夜はまた違うことに時間を使えるというメリットも。最近はホテルでもハッピーアワーをやりはじめたところが多いそうですよ。これから旅行計画のある方、ぜひ進化した王道ハワイを賢くオトクに楽しんでみてください。