旅レポ

南房総エリア「シーサイドテラス千葉鴨川」で、海山絶景のグランピング体験してきました!

千葉県南東部に位置する鴨川市でグランピングが楽しめる

 コロナ禍でアウトドアや自然アクティビティが人気ですが、近年注目を集めているのが「グランピング」。これは「グラマラス(魅力的な)」と「キャンピング」を組み合わせた言葉で、テント設営や食事の下準備が必要なく、キャンプ初心者でも気軽にアウトドアを楽しめるというものです。

 そんなグランピングを絶好のロケーションで楽しめるのが、3月18日にグランドオープンした「シーサイドテラス千葉鴨川」。ドーム型テント4棟とプライベートヴィラ2棟を有する施設ですが、今回はキャンプ初心者の筆者が、子連れでドーム型テントに宿泊し、グランピング体験をしてきました。

鴨川の海沿いに並ぶドーム型テントで優雅にグランピング

 シーサイドテラス千葉鴨川は、太平洋に面した江見太夫崎の高台にある施設。周辺には住宅地や畑が広がっていて、クルマでのアクセスが便利です。ヴィラの外に出れば、南房総の雄大な海の景色を堪能できます。残念ながら訪問した日は大雨だったため夕焼けは拝めませんでしたが、翌朝の晴れた空と太平洋のコントラストは見ていて癒やされました。

道路に面した入り口。少し見つけにくいので注意
駐車場も完備
まずはチェックイン棟で手続き
この日はあいにくの天気だったが、見晴らしは抜群
天気がよければ美しい夕焼けを楽しめる(施設提供)
夜は焚き火を囲んでのんびり。マシュマロも焼ける(施設提供)

 宿泊したドーム型テントは直径7m、床面積約38m2と広々しており、ゆったりくつろげます。天井の高さも最大3.4mなので開放感抜群。テントは窓のように透明な部分があり、外の景色が見える仕様になっています。晴れた日は光が差し込み、とても気持ちがよいそうです。宿泊時には雨が降っていましたが、テントにあたる雨音もキャンプならではのBGMでした。入り口はドアでしっかり外気を遮断できるので、大雨でも問題なくキャンプが楽しめて安心です。

テント内はすっきりとした雰囲気
ドーム型テントの外観。左手にBBQスペース
晴れていれば景色がしっかりと見える。ヴィラによっては海を眺めることも可能
カーテンを閉めることもできる
広々としたベッドの両脇にはサイドテーブル。ランタンもおしゃれ
ソファでのんびりくつろげる
部屋にはまな板や紙コップ、皿、箸のほか、アルコールスプレーも常備
引き出しの中にはパジャマやティッシュ、延長コードが
姿見が備わっているのもうれしいポイント

 定員は2~6名で、エアコンやWi-Fiが完備されています。電子レンジや冷蔵庫もあり、一般的なホテルのように快適な滞在が可能です。充電器やヘアアイロン、子供用のカトラリーもレンタルできますよ。

エアコンに電子レンジ、冷蔵庫も。ペーパータオルがあるのも便利だった

 キャンプで困りがちなのがお風呂とトイレですが、シーサイドテラス千葉鴨川ではテントごとに専用のシャワールームとトイレが備わっています。24時間利用できるのでとても便利です。キャンプに不慣れな筆者としてはとても助かりましたし、子供のオムツ処理にも対応していました。シャワールームには基本のアメニティが揃っているほか、受付では女性向けに海外ブランドのアメニティを選んで利用できるサービスも行なっているそうです。

施錠できるシャワールーム&トイレ
各種アメニティやドライヤー、タオルなども用意している

 さらに、5月上旬からはセルフロウリュができる無料のバレルサウナもオープン。当日のチェックイン時に予約することが可能です。海を眺めながらサウナで汗を流しましょう。

4月の訪問時点ではまだ準備中だったバレルサウナ
サウナはポンチョとサウナハットを着用して利用する

 食事はドーム型テント横のBBQスペースで。テントごとに用意されているのでコロナ対策もばっちりです。あらかじめ用意された千葉産の食材などを専用グリルで自分たちで焼いていただきます。すでに下ごしらえされているので、あとは焼くだけ。手間をかけずに楽しくキャンプ料理が味わえるのはグランピングならではです。

食材は焼くだけの状態で用意されている
専用ガスコンロの使い方はスタッフが教えてくれる

 メニューは季節によりさまざま。今回は千葉県産かずさ和牛のサーロインステーキや房総産の金目鯛のグリル、サザエとハマグリの浜焼き、ラタトゥイユに魚介類のアヒージョなどでした。バケットに小さなデザートもついてボリューム満点です。特に新鮮な魚介類をガスグリルで焼いて食べるのはBBQの醍醐味。クルマで10分圏内にある地元スーパーや道の駅で、お酒を買ってきて楽しむのもお勧めです。

 さらにシーサイドテラス千葉鴨川では、BBQで使えるスキレットや飯盒セット、ダッチオーブンなどのレンタルが可能。食材を持参してキャンプ飯作りが楽しめます。ほかにもポップコーンや燻製用の調理器具など、いろいろ試してみたくなるラインアップですね。

地産地消の新鮮な魚介類は絶品。アヒージョはお酒のあてにもぴったり
キャンプでおなじみの飯盒セットで米を炊いてみた

 また食育体験として、スキレットで作るちぎりパン、パンプティング、ソーセージ作りといった無料のアクティビティが用意されているので、子供や仲間とわいわい楽しめます。今回はソーセージ作りに挑戦。子供と一緒にひき肉を練って作った自家製ソーセージを味わいました。

スキレットで作るパンプティング
手作りソーセージキットは説明書付き

 翌日は晴れたので、朝の澄んだ空気を感じながら朝食にオレンジジュースとベーグルのローストビーフサンドをいただきました。テーブルで波の音や鳥の声を聴きながら楽しむ朝食は絶品ですよ。

バスケットで供される朝食。もちもちベーグルにローストビーフがよく合う

優雅な滞在を好む場合はヴィラがおすすめ

 シーサイドテラス千葉鴨川には、1棟貸切できるプライベートヴィラが2棟あります。広々とした室内でのんびり過ごしたいのであれば、ヴィラを利用するのもお勧めです。2階建て3LDK、客室面積約190m2のヴィラの定員は2~8名まで。リビングは大きな窓から光が差し込む明るい雰囲気で、別荘に来たかのような優雅な滞在が楽しめます。

おしゃれな内装のヴィラでは別荘にいるような滞在が楽しめる
1軒丸ごと貸切できるのが魅力
2階にはベッドルームが1つ。このほか寝具が6組あり、和室で寝ることも可能
リビングルーム直結のキッチンには包丁や鍋、フライパン、食器類などが備わる
ヴィラの目玉、プライベートプール
天然温泉「なぎさの湯」の泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉。お肌がつるつるに
1階の和室では寝転んでくつろげる
プール横にはBBQが楽しめるスペースも

シーサイドテラス千葉鴨川

所在地 千葉県鴨川市江見太夫崎300
TEL :050-3198-5846
客室数 :ドーム型テント4棟、ヴィラ2棟
チェックイン/アウト :15時/10時(ヴィラは11時)

栗本奈央子