イベントレポート

【ファンボロー航空ショー 2018】エアバス、ボンバルディアCシリーズを改称したA220-300の内部公開

2018年7月16日~22日(現地時間)開催

エアバスが「A220-300型機」を地上展示、内部を報道公開した

 イギリス・ファンボロー空港で7月16日から22日(現地時間)、世界最大規模の航空ショー「ファンボロー国際航空ショー(Farnborough International Airshow)2018」が開催されている。会期前半の16日から20日は航空業界向けのトレードショー、後半21日と22日は一般向け公開日となっている。会場では、民間向け/軍用の航空機の静的展示や展示飛行、カンファレンス、航空機購入についてのアナウンスなどが行なわれる。

 会期初日の16日には、エアバスが「A220-300型機」を地上展示し、内部を報道公開した。A220-300はもともとボンバルディアが開発、単通路で130席クラスの「CS300型機」と呼ばれていたもので、7月10日にエアバスが名称変更をアナウンスしたばかり。

 展示機も側面に大きく「AIRBUS A220-300」と記されたエアバス仕様で、白をベースに鮮やかなブルーのラインが尾翼付近に描かれている。座席の配列は2-3アブレストで、シートピッチは30~35インチ(非常口席は39インチ)。オーバーヘッドビン(手荷物収納棚)は大きく、ゆとりのある印象を受けた。また、窓も一つ一つが大きく、採光性の高い作りであると感じられた。

A220-300型機の外観
A220-300型機のコクピット
2-3アブレストの座席。シートはすべて同じ仕様
テーブルはシンプルな1枚式
ヘッドレスト
窓は開口部が大きめにとられている
座席の上にある読書灯やエアコンの吹き出し口、CA(客室乗務員)を呼ぶためのボタン
オーバーヘッドビンは1つあたりの容量が大きい
機体後方のギャレーとラバトリー