【イベントレポート】

【パリ航空ショー2017】ANA塗装のMRJ飛行試験機がル・ブルジェ空港を出発、米国への帰途に

2017年6月19日~25日(現地時間) 開催

パリ航空ショー2017に展示したANA塗装のMRJ飛行試験3号機「FTA-3(登録記号:JA23MJ)」が会場を出発

 三菱重工業と三菱航空機がパリ航空ショー2017で展示したMRJの飛行試験3号機「FTA-3(登録記号:JA23MJ)」が、6月22日(現地時間)の朝、フライトテストの地である米国に向けて出発した。

 今回のパリ航空ショーで展示されている飛行試験機3号機は、会場では地上展示だけだったものの、自力でのフェリーフライトを経て6月15日(同)に、パリ航空ショー会場であるル・ブルジェ空港に到着。商談目的での展示であることから、23日から始まる一般デーを前に、会場をあとにした。

 一般デーを前に会場をあとにする展示機は珍しいことではなく、既報のとおりボーイング 787-10型機は会期2日目には会場をあとにしている。こうしたフェリーフライトの離陸時刻などは公表されていないが、MRJは22日8時過ぎに23滑走路から離陸。すぐにランディングギアを収納し、やや右に旋回しながらパリから旅立っていった。

 ちなみに、このJA23MJの飛行情報は、Flightradar24でも表示されているので、気になる人は追跡してみてもよいだろう。

パリ航空ショー2017の会場から飛び立つANA塗装のMRJ飛行試験3号機