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ANA、25年ぶりのイタリア・ミラノ線就航。国内線・鉄道を組み合わせてヨーロッパ各地の移動が便利に

2024年12月3日 就航

ANAが羽田~ミラノ線を就航

 ANAは12月3日、羽田~イタリア・ミラノ線を就航した。もともと2020年4月に就航を予定していたものの、コロナ禍を経て延期、このたび待望の就航日を迎えた。出発は第2ターミナルの国際線エリアで、機材は215席のボーイング 787-9型機。

 ANAが羽田からミラノへの定期便を就航するのはこれが初めてで(かつて関空発を運航しており、25年ぶりの再就航)、日本~イタリア間の直行便としても、本邦航空会社で唯一の路線。同社は今後、同様に延期していた羽田~ストックホルム線を2025年1月31日、羽田~イスタンブール線を2月12日に開設する予定となっている。

ANAの羽田~ミラノ線(2024年12月3日~)

NH207便: 羽田(01時05分)発~ミラノ(08時30分)着、火・木・日曜運航
NH208便: ミラノ(10時30分)発~羽田(翌07時30分)着、火・木・日曜運航

 今回の就航により、第2ターミナル国際線エリアを発着するのは18路線・27便へ増加。式典に登壇したANA 代表取締役専務執行役員の平澤寿一氏は、ミラノを起点としてANA直行便との乗り継ぎは34か国・76地点にコードシェアを展開していること、ITAエアウェイズと2024年1月からコードシェア(羽田~ローマ線とイタリア国内線、6路線)を実施していること、イタリアの鉄道会社トレニタリア(Trenitalia)と7月1日から提携していることなどを紹介。航空・鉄道を利用することでヨーロッパ各地を便利に訪問できると述べた。

全日本空輸株式会社 代表取締役専務執行役員 平澤寿一氏
駐日イタリア大使 ジャンルイジ・ベネデッティ氏
ゲストのパンツェッタ・ジローラモ氏。イタリアの電車を示しつつ、奥様との出会いが電車のなかであったことを紹介した
来賓を交えて、羽田~ミラノ線の開設を記念したテープカット
NH207便の初便は73番ゲートから
出発を待つNH207便
初便搭乗客へのギフト。トートやサーモボトル、コーヒー、ノートなど。サーモボトルは東京とミラノのランドマークを周囲に描いた
銀座和光によるブックマーク(しおり)
ゲート通過後にギフトを手渡した
NH207の初便は1時9分に出発、1時23分にミラノへ向けて離陸した