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ANA就航で庄野真代がトルコで「飛んでイスタンブール」熱唱! 「お互いの国についてもっと知る必要」と福本支店長

2025年2月13日(現地時間) 実施

庄野真代さんがトルコ・イスタンブールで「飛んでイスタンブール」を披露

 ANAは2月12日、羽田~イスタンブール線を就航した。羽田発とイスタンブール発、それぞれの様子についてはすでにお伝えしたとおりで、初便は双方ともに満席に近い利用があり、直近の予約率は2月が85%、3月が70%と好調な滑り出し。

 日本からの直行便は、ANAと同じスターアライアンスに加盟するターキッシュ エアラインズが羽田/成田/関空発着便をすでに運航しているが、本邦航空会社としての定期便はこれが初めて。

 こうした現況についてANA イスタンブール支店長の福本勝也氏は、2014年から計画のあった路線でありながら就航にいたるまでにコロナ禍を含む10年以上を費やしており、念願の開設であったと話す。一方で、「コロナの影響で減った日本発の旅行者は以前の水準まで戻っていない。まずは日本の方にトルコを知ってもらう必要がある」と述べ、需要を掘り起こすにはお互いの国についてまだ知らないことが多くあるという。

 一つ例を挙げると、路線開設に先立ち半年前に赴任したという福本氏は、現地大使館への訪問で首都アンカラを訪れ、そのとき小さな木造のモスクに出会った。イスタンブールの旧市街にあるモスクなどは大半が石造りだが、そのモスクは日本の寺院に見られるような釘をまったく使わない木組みになっており、技術の発祥は不明ながら「同じものがアジアの東西の端をつないでいる」ということに感銘を受けたという。こうしたエピソードをとってみても、日本とトルコ、お互いにとっての未知がまだどれほどあるかは想像が付かない。

 ちなみに、福本氏お勧めのトルコお土産についても聞いてみたが、食べ物は「やはりスイーツ。たくさんの種類があるので、ぜひ訪れて好きな物を見つけて、持って帰ってほしい」という。有名な店舗では真空パックをしてくれるそうで、ある程度の日持ちも期待できるとのこと。物品では「ナザールボンジュウ」と呼ばれる“目玉の形をした魔除け”がトルコでは有名で、小さいものから腕に抱えるような大きなものまで選択肢が豊富。このほか陶器やトルコランプなど、伝統工芸品が店頭で大量に並んでいる姿自体も、大変見栄えがしてお勧めとのことだ。

全日本空輸株式会社 イスタンブール支店長 福本勝也氏

 なお、13日にイスタンブール現地で行なった就航記念パーティには、サプライズゲストとして庄野真代さんが登場。代表曲「飛んでイスタンブール」を披露した。自身9度目の訪問という庄野さんは、意外にも現地の公の場でこの曲を歌唱するのは初めてとのことだったが、12日の羽田発初便に乗って、文字どおり飛んでイスタンブール入りした庄野さんの熱唱に、会場は沸きに沸いた。

ANAの羽田~イスタンブール線(2025年2月12日~)

NH219便: 羽田(08時15分)発~イスタンブール(15時55分)着、月・水・土曜運航
NH220便: イスタンブール(18時10分)発~羽田(翌11時20分)着、月・水・土曜運航

全日本空輸株式会社 代表取締役社長 井上慎一氏
駐トルコ日本国大使 勝亦孝彦氏
iGA イスタンブール空港 セラハッティン・ビルゲン氏
ANAとiGA双方で贈り物の交換を行なった
ANAからは紀州漆器の花器が
iGAからはイスタンブール空港の管制塔を模したと思われるトロフィー
和太鼓グループ「大元組」によるパフォーマンス
この曲のヒットで一躍日本でもイスタンブールの存在が知られるようになったという