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ANA、欧州8か国目ストックホルム線就航。「歩いているだけで楽しいのがスウェーデン」とLiLiCoさん

2025年1月31日 就航

ANAが羽田~ストックホルム線を就航

 ANAは1月31日、羽田~スウェーデン・ストックホルム線を就航した。出発は第2ターミナルの国際線エリアで、機材は184席のボーイング 787-8型機。

 遡るとANAは、1989年4月に東京~ストックホルム線をスカンジナビア航空と共同運航で就航。そのスカンジナビア航空は成田~ストックホルム線の運航を続けているが、本邦航空会社として、ストックホルムへの定期直行便の就航は初めて。当初2020年6月に就航を予定していたが、コロナ禍を経て4年半越しの開設となった。

ANAの羽田~ストックホルム線(2025年1月31日~3月29日)

NH221便: 羽田(00時30分)発~ストックホルム(06時20分)着、火・金・日曜運航
NH222便: ストックホルム(09時35分)発~羽田(翌07時20分)着、火・金・日曜運航

 ANAはコロナ前に予定していたミラノ線(2024年12月3日)、本日のストックホルム線、イスタンブール線(2025年2月12日)を今年度続々と就航しており、そのほかの欧州路線は2024年7月1日にパリ線・ミュンヘン線をデイリー化、8月1日からウィーンを再開など、ネットワークの回復・拡充が著しい。

 式典に登壇したANA 代表取締役専務執行役員の平澤寿一氏は、ストックホルムは「日本の皆さまに大変魅力的な都市であり、全国各地から羽田を経由して訪問できるダイヤになっている」と紹介し、ストックホルム発も同様で、「スウェーデンの皆さまにも万博を通じて日本のよさを見つけてもらいたい」と呼びかけた。

 また、式典にはタレント・映画コメンテーターとして知られるLiLiCoさんも登壇。日本とスウェーデンのハーフで、ストックホルム出身のLiLiCoさんは、日本の航空会社による直行便を「30うん年も待ってた!」と開設の喜びを表現。「どの季節でも見どころが満載で、一番好きなのは旧市街・ガムラスタン。古くからある建物、毛糸編みのお土産、石畳の広場にあるレストラン・カフェなど、歩いているだけで楽しいのがスウェーデン」と話した。2024年には現地でテレビデビューも果たしたそうで、「スウェーデンに里帰りしてもテレビで日本のよさを紹介しているから忙しい」と式典会場を沸かせていた。

全日本空輸株式会社 代表取締役専務執行役員 平澤寿一氏
在日スウェーデン大使 ヴィクトリア・リー氏
スペシャルゲストにストックホルム出身のLiLiCoさん
LiLiCoさんがストックホルムの魅力を力説
スウェーデン「リンシェーピングホッケークラブ」所属のANAアスリート社員 床秦留可選手も式典に駆けつけた
ストックホルム線就航を祝うテープカット
初便搭乗者に配られたギフト
スウェーデン大使館からのギフトとして、リサ・ラーソンの陶器オブジェをモチーフにしたキーホルダー、北欧菓子「FIKA FABRIKEN」の焼き菓子などが配られた
1960年代の作品「LION series」モチーフのキーホルダー
そのほか大使館からシナモンロールなどの振る舞いも。木彫りの馬はダーラヘスト(木彫りの馬の工芸品)
NH221便は第2ターミナル73番ゲートから出発
この日の搭乗者は166名だった
搭乗ゲートで記念品を配布した
NH221便はペンライトに見送られて滑走路へ