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ユニクロ、今季の展示会を見てきた! 秋は英国クラシカル/冬は北欧アーバンで。次世代アウター「パフテック」にも注目

2024年8月27日 発表

ユニクロ本社で2024年秋冬商品展示会が開催。さっそく今季トレンドアイテム&コーデを見てきた!

 ユニクロは8月27日、2024年秋冬商品展示会を開催。ヒートテックシリーズの新製品「極暖ヒートテックカシミヤブレンド」を発表したほか、今季トレンドとしてお勧めする着こなし&アイテムを披露した。

 2024年秋冬シーズンに掲げるテーマは「Timeless Tones」。ヨーロッパの都市をヒントに、素朴で落ち着いたトーナルカラー(中間色)のグラデーション、異なる素材やシルエットを組み合わせたスタイリングなど、クラシックとモダンの融合を表現する。

 今年で誕生40年を迎えたユニクロだが、これまで展開してきた“日常の服”はクラシックな見た目であっても素材に改良を重ね、暖かさや肌触りなどを進化させてきた。展示会では、そんなお馴染みアイテムと機能性アイテムを用い、これからの季節に使えるお出かけコーディネイトを提案。

 重くないのに暖かく、暖かいのにオシャレな秋冬スタイルをさっそく見てきたので、主なポイントを紹介しよう。

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2024年秋冬商品展示会は、ミュージアムをイメージしたディスプレイ展開
ユニクロ40周年にちなんで、これまでの歩みをスゴロク風に紹介するパネル展示も
1994年、広島にユニクロ1号店がオープン。当時の名称は「ユニーク・クロージング・ウエアハウス」で、その後1988年にブランド名を「UNI-QLO」へ
90年代後半に「フリース」の大ヒットが社会現象に。2006年に現在のグローバルロゴが誕生。2009年には冬の定番「ウルトラライトダウン」が発売した
2020年は新型コロナ蔓延により客の声から生まれた「エアリズムマスク」がヒット。2023年にはユニクロの機能的で手頃なアイテムにデザイン性を進化させたブランド「UNIQLO:C」がスタート
40年前に1号店がオープンした当時の広告ポスターと、現ファーストリテイリング会長兼社長 柳井正氏が書いた企画書。「本屋で雑誌を買うように、メンズファッションを気軽に買える店を作る」がコンセプトだった

秋は英国クラシカル、冬は北欧アーバン。街でもアウトドアでも機能する次世代アウター「パフテック」に注目!

 秋は、スコットランドの伝統ある街・エディンバラの暮らしをヒントに、フォーマルとカジュアルが入り混じる着こなしを提案。展示会場の秋ゾーンも「エディンバラ大学」の中庭や図書館をイメージした風景のなかに、異なるライフスタイルを持つ男女の日常コーディネイトが組まれた。

 キーアイテムは、「ボアフリースリラックスカーディガン」(3990円)、「フランネルシャツ/チェック」(2990円)、「オーバーサイズショートジャケット」(5990)、「シフォンスカート」(3990)など。異なる柄や素材をミックスさせつつカラートーンを合わせることでレトロモダンな印象が映える。

 また、ほどよくワイドな新作ボトムスが豊富で、シャツやニットを挟んだヨーロピアンなデニムセットアップもお勧めという。

秋はスコットランドの街・エディンバラの暮らしをヒントにコーディネイト。同系色の異素材を組み合わせたレトロモダンな着こなしがポイント

 冬は、スウェーデンの首都・ストックホルムの暮らしをテーマに北欧ならではの色使いやレイヤードを提案。都会的な街から雪深い森へ、シームレスに行き来するストックホルムのように、寒い季節やお出かけシーンでは次世代アウター「パフテック」がキーアイテムとなる。いわゆる“ダウン”の羽毛を模した独自素材で、まるで空気を着るように軽くて暖かいのが特徴。綿抜けの心配がなく、手洗い可能。コストも抑えられているため気軽に日常やアウトドアで取り入れやすい。

 メンズでは「パフテックパーカ」(6990円)や「パフテックキルティングジャケット」(6990円)、ウィメンズでは「パフテックパーカ」(6990円)や「パフテックリラックスジャケット」(6990円)など。ジャケットタイプやフード付きといったバリエーションがあり、カラバリもそれぞれオフホワイトやダークグレイ、ダークグリーン、ベージュ、オリーブと、トーナルで現代的なラインアップとなっている。

 いずれも全国店舗とオンラインストアで順次販売されており、今季テーマ「Timeless Tones」なコーデのマネキンも各店頭でディスプレイされる。

冬はスウェーデンの首都・ストックホルムの暮らしテーマ。都会さと自然が調和したスタイルで、防寒機能もしっかり
次世代アウター「パフテック」。羽毛を模した独自素材で、空気を着るように軽くて暖かいのが特徴。デザイン性にもこだわり、ジャケットタイプやフード付きなどバリエーションもいろいろ

今年の「カシミヤセーター」は1万円以下に値下げ! さらに“洗えるカシミヤ”に進化した

 例年人気のユニクロ「カシミヤセーター」。世界有数の産地で厳選した上質な素材(カシミヤヤギから取れる糸)の美しい光沢感を活かすために、糸作りから染色、縫製まで熟練の目と手で丁寧に仕上げられるという。

 今シーズンは、そのカシミヤセーターが進化。まずは価格設定だが、昨年の発売価格1万2900円を値下げして、9900円で発売となる。さらにカラバリは全32色に増やし、クルーネック、Vネック、タートルの3型をラインアップ。

全32色展開のカシミヤセーター

 そして、最大のポイントは公式に「手洗い可能」になったこと。これまでは“個人の判断で洗う人もいる”状態だったが、分子レベルでの特殊なトリートメント技術により、カシミヤ100%のセーターながら自宅で手洗いできるように。

 展示会の来場者からも「どの色も発色がとても美しく、見ているだけでテンションが上がる。肌触りも最高なので、直接手に取ってみてほしい」「カラーバリエーションが多い上、手に取りやすい価格なので普段選ばないカラーにもトライできる」などのコメントが寄せられた。

史上初のカシミヤを使ったインナー「極暖ヒートテックカシミヤブレンド」(1990円)も注目アイテム。「UNIQLO:C」から9月6日に発売となる

洗練的カジュアルが人気の「UNIQLO:C」は3シーズン目に突入。ついにメンズアイテムが初登場!

 イギリス出身の名デザイナー、クレア・ワイト・ケラーによるコラボブランド「UNIQLO:C」。2023年秋冬、2024年春夏に続き、第3弾となる今シーズンは、都市生活における躍動感あふれる着こなしがテーマ。

 そして、これまでウィメンズ展開のみだったUNIQLO:Cにメンズアイテムが初登場し、ウィメンズ31アイテム、メンズ12アイテムをラインアップ。9月6日に全国店舗・オンラインストアで発売となる。

 ロンドンのランドマーク「バービカン・センター」から着想を得て、アウター、パンツ、シャツ、ニット、スカート、ワンピースと、ユニクロのスタンダードな各アイテムに、歴史的な建築様式のようなクリーンなラインと細やかなディテールを際立たせたというデザインに注目したい。

ウィメンズ31アイテムと、初のメンズ12アイテムをラインアップ
シャツやパンツ、スウェットなど、男女兼用で使えるアイテムも豊富

 またUNIQLO:Cでは、毎シーズン話題を集める“バッグ”やユニクロ唯一の“シューズ”といったファッションアイテムが揃うのも特徴だ。今シーズンは、「ミニショルダーバッグ」(4色、各1990円)や「2WAYユーティリティバッグ」(3色、各3990円)、「スフレチャンキーストール」(3色、各2990円)、「ナイロンフーデッドネックウォーマー」(2色、各2990円)がいずれも男女兼用として登場。

 そのなかでも手提げ&肩掛けで使える「2WAYユーティリティバッグ」は、柔らかく上質感のある生地、ボディ全体に中綿の入った手触りがよく、ちょっとした旅行にもちょうどいい大容量サイズ(34×16×38cm、持ち手の長さ41cm、ストラップの長さ:56~104cm)。内ポケット3つ、外ポケット2つが備わり小物も仕分けしやすい。さらに背面はスーツケースベルト付きで、キャリーオンバッグにもできる。

「2WAYユーティリティバッグ」(3色、各3990円)
背面はスーツケースベルト付き
内ポケット3つ、外ポケット2つ

 シューズ類では、ウィメンズから「クロッグシューズ」(3990円)、「ストレッチショートブーツ」(4990円)、「パデッドレースアップブーツ」(4990円)が発売。さらに男女兼用で新登場の「スウェードコンビネーションスニーカー」(4990円)は、22.5~28cmの幅広いサイズ展開なので、家族やカップルでお揃いコーデが楽しめそう。

ウィメンズ「クロッグシューズ」(3990円)
男女兼用「スウェードコンビネーションスニーカー」(4990円)
ウィメンズ「パデッドレースアップブーツ」(4990円)
ウィメンズ「ストレッチショートブーツ」(4990円)