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「Rakuten STAY VILLA 日光」に泊まってみた
全室サウナ付きで天然温泉も楽しめる
2023年11月28日 12:00
- 2023年12月15日 グランドオープン
楽天ステイは、「Rakuten STAY VILLA 日光」を12月15日にグランドオープンする。今回、一足先に同施設に試泊する機会があったので、現地の様子をお伝えする。
Rakuten STAY VILLA 日光の所在地は、栃木県日光市所野1550-6。全棟戸建てとなっており、敷地内には平屋が13棟、2階建てが8棟の計21棟が立ち並ぶ。うち7棟はペットOKとなっている。
最寄り駅は東武日光駅、JR日光駅となるが、徒歩20~30分といった距離感となるため、荷物が多い場合はタクシーで向かうことをオススメしたい。敷地内には36台分の駐車場が用意されており、うち4台分は有料でEV充電が行なえるようになっている。中庭はまだまだ造成中という状態だったが、担当者によれば、いろは坂をイメージした造りになっているとのことだ。
部屋のタイプとしては、約102m2で定員8名(ダブルベッド2台、シングル布団4組)のA棟が9室、約102m2で定員6名(ダブルベッド2台、セミダブルベッド2台)のユニバーサルトイレ付きのA棟が1室、約145m2で定員8名(ダブルベッド2台、シングル布団4組)のB棟が2室、約105m2(2階建て)で定員10名(ダブルベッド4台、シングル布団2組)のC棟が8室、約143m2で定員8名(クイーンベッド4台)のD棟が1室という構成となる。
全室共通の仕様として、天然温泉の風呂とプライベートサウナが用意されているほか、トイレや洗面所が複数用意されており、複数のファミリーやグループでシェアするような使い方も可能になっている。
他の楽天ステイの施設と同様に、前日までにメールで案内されたスマートロックに暗証番号を入力して入室し、備え付けのタブレットでチェックイン手続きを行なう。各部屋には冷蔵庫や電子レンジといった調理器具やカトラリー類が一式揃っているので、自宅で暮らすように自由にキッチンを使用できる。乾燥機能付きのドラム式洗濯機も用意されているので、長期滞在も快適だ。調味料、寝巻き、カミソリは用意されていないので、これらは必要に応じて持参いただきたい。
なお、A棟のうち1室(A08)は、アルモニア・モダンデコといった楽天市場で人気のインテリアやデザイン家電を体験できる“泊まれるショールーム”に位置づけられており、他の部屋とは異なるインテリアが用いられている。
平屋ならではの贅沢な空間
今回宿泊したのはスイートルーム的な位置づけとなるB棟(B01)で、平屋ならではの広々とした贅沢な空間が広がっていた。11月下旬ともなると外はかなり寒いが、室内はエアコンに加えて床暖房があるため、暖かく快適に過ごせる。
A棟とB棟については、林に向かってリビングの窓が設けられており、日中は大きな窓から明るい日差しが室内に注ぎ込む。窓を開けて耳を澄ませば、近くの小川のせせらぎも聞こえてくる。部屋にはビクセンの天体望遠鏡も用意されているので、テラスに出て星空を観察するのもいい。
ところどころに若干の段差があるため、完全バリアフリーというわけには行かないが、楽天ステイに多い2階建てのメゾネットタイプと比べると、階段の上り下りが不要なため、高齢の両親と一緒に2家族で宿泊するといった使い方もアリだろう。
夕食と朝食については、地元の食材を使った「ゆばしゃぶ」「すき焼き」「鉄板焼き」といった料理の材料を注文しておき、各自で調理して楽しむことができる。予約を行なう際に好きなメニューを選んでおくと、その食材一式が冷蔵庫に入っている。ご飯は炊きあがるまでに時間がかかるため、部屋にチェックインしたら、すぐに炊飯器にセットしておくのがオススメだ。
ちなみに、他の楽天ステイの施設は至近距離にコンビニやスーパーがある場合が多く、飲み物や食材の買い出しが容易だったが、同施設は駅周辺まで戻らなければ買い物ができないため、部屋に入ってゆっくりしたい場合は、事前の準備を怠らないようにしたい。
その一方で今回宿泊してみて実感したのは、楽天ステイのサービスが細かい点で改善されているところ。前述のとおり、洗濯機や食洗機、電子レンジなどの生活家電が部屋に揃っているのは同施設のいいところなのだが、自宅のものとは異なるため、右往左往することもしばしばだった。
Rakuten STAY VILLA 日光では、チェックイン用のタブレットのそばに「Rakuten STAY ゲストポータル」にアクセスできるQRコードが記載された用紙が置いてあり、スマホでここにアクセスすることで、室内の設備や備品の使い方が分かるようになっている。食事を頼んだ場合は、メニューごとに調理方法の説明も参照できるので、普段はあまり料理をしないという人も安心だ。
実は、先日宿泊した某ホテルで、冷蔵庫を使おうとしたが、どうにも電源スイッチが見当たらず、フロントに電話してみたところ、ベッドサイドのコントロールパネルにスイッチがあることが分かり、無事に冷蔵庫の電源を入れることができた。
現地にスタッフが常駐していない楽天ステイの場合、こうした細かい困りごとが発生した際に右往左往する可能性が高く、ゲストポータルのような仕組みは宿泊者の不安の解消に役立つはずだ。
走りながら考え、改善を重ねていくというスタイルは、実に楽天らしい発想で、今後のさらなるサービス改善にも期待したい。