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「Rakuten STAY VILLA 鴨川」のスイートに泊まってみた

2023年2月17日 グランドオープン

Rakuten STAY VILLA 鴨川

 楽天ステイは2月17日、千葉県鴨川市に「Rakuten STAY VILLA 鴨川」(千葉県鴨川市西町1130-1)をグランドオープンする。グランドオープンを前に同施設に試泊する機会があったので、本稿ではその様子をお伝えする。

全室一棟貸しで快適に過ごせる空間

 鴨川シーワールドの目と鼻の先の好立地に4タイプの木造2階建ての建物が16棟並んでいる。他のRakuten STAY VILLAでは、同じ建物に複数の客室が割り当てられている場合もあるが、同施設ではすべての客室が戸建てを丸々利用できるため、隣室から聞こえてくる物音に悩まされることもない。

左がAタイプ(スイート)、右がBタイプ
中央がDタイプ、左奥がCタイプ
敷地内に16棟の戸建てが建ち並ぶ

 駐車場についても、18台分のスペースが確保されており、各部屋に1台(スイートは2台)ずつ駐車できるようになっている。そのうち6台分はEVの充電が可能になっているところも現代的だ。鴨川シーワールドのすぐそばということもあり、バス停も近く、マイカー以外でも訪れやすい。

EV充電器も設置されている
最寄りのバス停

 1室あたりの宿泊料金は、スイートが9万円台~、スタンダードが3万円台~。各部屋の定員は10~12名となっており、大人数で利用すればするほどお得に感じられるだろう。さらに、スイートにはビールサーバーが設置されており、地ビールやスパークリングワインなど、冷蔵庫に入っているドリンクも料金に含まれている。

 部屋のタイプは全4種類。うち3タイプが2LDKメゾネットのスタンダードルーム、1タイプがスイートに位置づけられる。スタンダードルームでは、117.36m2のDタイプが7室、138.69m2のCタイプが5室、171.4m2のBタイプが2室あり、スイートは298.15m2の2室という構成となる。内装は「浅い海」「深い海」「モロッカン」「和モダン」の4つのデザインのいずれかが適用されている。

 Rakuten STAY VILLA 鴨川で特徴的なのは、全室にサウナが用意されているところ。AタイプとBタイプの部屋では本格的なドライサウナが楽しめ、CタイプとDタイプの部屋でもスチームサウナが用意されている。さらに、Aタイプのスイートにはプールもあり、水風呂的な活用も可能だ。このほか、全室に人工温泉やウッドデッキテラスが用意されており、一部の部屋についてはペットとの宿泊もOK。もちろん、全室にキッチンや洗濯機が用意されており、長期滞在にもぴったりだ。

「浅い海」がテーマのB101号室
屋上のテラスでBBQもできる
「モロッカン」がテーマのC105号室
「深い海」がテーマのD103号室。ドッグランもある

スイートルームに試泊

「和モダン」がテーマのA102号室

 今回は、4タイプの部屋のなかでも最も豪華なAタイプのスイートに試泊できた。

 Rakuten STAYの共通仕様となる無人チェックインのシステムが導入されており、事前にメールで案内された暗証番号を電子ロックに入力して入室し、室内に設置されたタブレットでチェックインの手続きを行なう流れとなるのは、どの部屋も同じだ。

電子ロックの暗証番号は事前にメールで送られてくる
チェックイン用のタブレット

 ドアを開けて入室すると、目の前に飛び込んでくるのは(個人差はあるが)我が家よりも広々とした空間だ。解放感あふれる作りで、自動演奏に対応したグランドピアノまで設置されている。

1階の寝室
和室
2階の寝室

 Rakuten STAYで注意したいのは、タオルや歯ブラシといったアメニティはあっても、寝巻きがないところ。しかし、同施設のスイートにはパジャマが用意されており、スリッパも他の部屋よりもフカフカで、快適度がアップしている。

 グループでの利用を想定し、Rakuten STAYの施設では、洗面台を複数設置したり、メゾネットタイプでは各階にトイレを設置したりしているが、このスイートには風呂が2つ、トイレが3つ設置されており、取り合いになることも少ないだろう。

キッチン。各種調理器具やカトラリーが揃っている
冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器、洗濯機などの家電機器も自由に使える
スイートのみパジャマが用意されている
人工温泉の広々としたお風呂
ドライサウナもある
もう1つの浴室
洗面所も複数ある
スイートのドライヤーはダイソン
アメニティも他の部屋より高価なものが用意されている
BBQ用のグリル
2階のウッドデッキ
2階の寝室の手前にはシアタースペースも設けられている

地元の食材を満喫できる食事付きプラン

 同施設には、食事付きのプランも用意されている。事前に頼んだ食材一式が室内の冷蔵庫に入っており、これを備え付けの調理器具を使って自分たちで作って楽しむスタイルとなる。

 現時点での夕食メニューとしては「金目鯛と豚のしゃぶしゃぶ」「海鮮BBQ」「舟盛」「かずさ牛すき焼き」「かずさ牛BBQ」が選択可能で、このうち鮮度が重要になる舟盛のみ18時~18時30分に提携先の鮮魚店が各客室に届けてくれる形。朝食では、地元産のパンや千葉県ポークのボロニアソーセージなどがセットになった洋食と、季節の干物や玄米ともち米のおにぎりなどがセットになった和食などが選択可能だ。

食事付きプランを申し込んだ場合、冷蔵庫の中に食材が入っている
スイートはドリンク付きで、業務用のビールサーバーも利用可能
金目鯛と豚のしゃぶしゃぶ(2人前)
備え付けのホットプレートで調理して食べる
地元の食材を満喫
洋朝食

 いずれも地元のこだわりの食材が使われており、家族や友人たちとワイワイガヤガヤと楽しめるはず。夕食を頼んだ場合は、ご飯だけは早めに炊飯器にセットしておこう。

 10分ほど歩けばスーパーマーケットやコンビニもあり、必要に応じて好みの食材を買ってきて調理することも可能だが、調味料のたぐいは用意されていないので、その場合は自宅から持っていくなど、忘れないようにしたい。自分で調理するのが面倒な場合は、周辺に点在している飲食店に食べに出かけてもいいだろう。

連泊すれば、もっと満喫できるはず

 1泊の試泊を終えての感想は、もう1晩泊まりたい、というもの。チェックインが15時から、チェックアウトが10時までとなっているため、1晩だけではもったいなく感じる。なにしろ連泊すれば日中もこの贅沢で快適な空間を使えるのだから。

 解放的でゆったりとくつろげる居住性はもちろんだが、Wi-Fiの通信速度もしっかり出ており、日中のテレワークも快適に行なえる。Zoomなどのオンラインミーティングもスムーズで、プリセットの背景イメージにも引けを取らない環境なので、ぜひとも背景ぼかし無しでミーティングに臨んでいただきたい。

 また、少人数で宿泊して贅沢に広い空間を使うのもいいが、前述のとおり、いずれの部屋も10~12人まで宿泊可能なので、仲良くしている複数の家族で泊まったり、職場でのチームビルディングに活用したりするのもオススメだ。

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