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「Rakuten STAY VILLA 那須」に泊まってみた
自分の家のようにくつろげる特別な空間
2022年12月19日 11:12
- 2023年2月1日 グランドオープン
楽天ステイは、2023年2月1日に「Rakuten STAY VILLA 那須」をグランドオープンする。グランドオープンを前に同施設に試泊する機会があったので、本稿ではその様子をお伝えする。
同社では、「Rakuten STAY」ブランドの下で戸建てやアパートメントなど、さまざまなタイプの宿泊施設を運営しているが、そのなかでも「VILLA」はリゾート地において快適な居住性を提供する最もハイグレードなクラスに位置づけられる宿泊施設となる。
Rakuten STAY VILLA最大の30室、多彩なバリエーションを用意
Rakuten STAY VILLA 那須は、同社のVILLAのなかでも最大規模となる30室を用意。アパートメントタイプの部屋22室と戸建てタイプの部屋8室が用意されており、1室あたりの定員はアパートメントタイプが4名もしくは8名、戸建てタイプが10名となっている。
人工温泉やウッドデッキテラスを全室に備えるほか、一部の部屋にはサウナや燻製器、ドッグランも用意されている。内装は「木立」「巌」「深山」「雅」の4種類のコンセプトのいずれかが適用されており、近代的でありながらも、自宅のように快適に過ごせるデザインだ。
楽天グループならではの取り組みとして、部屋ごとにファミリー、ペット、大人旅といった利用シーンのモチーフが設定されており、それに基づいて楽天市場で販売されている家電製品や玩具などを試用できる環境が整えられている。商品によっては、宿泊者限定の割引サービスも提供される。このほか、食品や衛生商品などの消耗品も試用できる。
Rakuten STAYの共通仕様としては、タブレットを使った無人チェックインが可能で、キッチンや洗濯機など、ファミリーやグループでの長期滞在に便利な設備も各室に用意されている。
所在地は栃木県那須郡那須町大字湯本204-60。1月31日まではプレオープン期間として、アンケートに協力することを条件に割安な料金で宿泊することができる。2月以降の予約については、1月13日から受け付ける。
宿泊料金については、アパートメントタイプで2万円台~、戸建てタイプで3万円台~となる予定。いずれも1室あたりの料金となるため、大人数で泊まれば、かなり割安に感じられるはずだ。
Rakuten STAY共通のチェックインシステム
今回試泊したのは、共用棟の2階にあるアパートメントタイプのA202号室。内装デザインは「木立」が適用されており、広々としたデッキや半露天のジャグジーも付いた部屋となる。
チェックインの流れは、Rakuten STAY共通のスタイルで、まずは予約した部屋の前に行き、事前に通知された暗証番号を部屋のドアに設置されたタッチパッドに入力して解錠し、入室する。室内にはタブレット端末が設置されており、これに予約番号や必要事項を入力した後、ビデオチャットでオペレーターと会話し、本人確認を行なうことでチェックインが完了する。
初めて利用する際には少し戸惑うこともあるかもしれないが、分からないことがあればビデオチャットでサポートを受けながら進めていくこともでき、一般的なホテルのようにフロントに立ち寄る必要もないので、慣れてしまえば、この方が快適とも言える。
Rakuten STAY VILLA 那須の場合、共用棟の1階にも同じタブレットが設置されており、入室前にこちらでチェックイン手続きを行なうこともできるようになっている。基本的には各部屋で行なえばよいのだが、万が一、解錠用の暗証番号を忘れて入室できない、という場合には、こちらを活用いただきたい。
自分の家のように過ごせる快適空間
広々とした室内空間には、小上がりが設けられ、その脇に沿うようにソファやダイニングテーブルが置かれており、ゆったりとくつろげる。ソファの周囲には床暖房も設置されており、冬には寒い日が続く那須でも快適に過ごせるだろう。今回は定員8名の部屋に1人で試泊したため、広すぎて何とも落ち着かない状態だった。次回は家族や友人と一緒に大人数で宿泊したいと感じた。
キッチンにはIHコンロ、シンクといった設備に加え、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯ジャー、コーヒーメーカーが用意されており、引き出しの中には食器やカトラリー類も用意されており、食材を持ち込んで自由に調理して食事を楽しめるようになっている。食事付きプランを選択すれば、必要な食材一式が冷蔵庫に準備されているので楽ちんだ。
風呂のお湯は人工温泉となっており、ゆったりと浸かれば旅の疲れも吹き飛ぶ。テラスに出れば、半露天のジャグジーでもリラックスできる。洗面所には乾燥機能付きのドラム洗濯機と洗剤も用意されており、長期滞在する際に便利なのはもちろんのこと、1泊だけでも衣類をきれいな状態でバッグに入れて持ち帰れるのはうれしい。
通信事業も手掛ける楽天グループの運営ということもあり、インターネット環境は快適そのもの。Wi-Fi 6に対応した無線LANルーターが導入されているようで、この日の通信速度は下り651Mbps、上り410Mbpsと、オンラインミーティングや動画視聴なども難なくこなせるスピードが出ていた。
宿泊するうえで気をつけたいのは、浴衣や寝巻きが用意されていないところ。また、歯ブラシはあるが、カミソリはない。キッチン用品は一通り揃っているが、調味料は置かれていないため、自分で食材を持ち込む場合は、調味料忘れないようにするか、素材の味を存分に楽しむことを心掛けたい。
こちらは時間が経てば修正される話かもしれないが、Google マップで「Rakuten STAY VILLA 那須」あるいは「栃木県那須郡那須町大字湯本204-60」で検索すると、「栃木県那須郡那須町大字湯本204」にある別の建物にピンが立ってしまう。正しくは数百メートルほど那須IC寄りなので、通り過ぎないようにご注意いただきたい(※2023年1月20日時点では「Rakuten STAY VILLA 那須」で検索すれば、正しい位置が表示されるようになっている)。