ニュース

ANAの新ブランド「AirJapan(エアージャパン)」、LCCではないと峯口社長

2022年3月8日 発表

ANAの中距離国際線新ブランド「AirJapan」について説明する峯口秀喜氏

 ANAは3月8日、新しい中距離国際線のブランド名を「AirJapan(エアージャパン)」と発表した。当日会見したエアージャパン 代表取締役社長の峯口秀喜氏は、以前(2020年秋に)新ブランドについて「中距離LCC」と説明していたが、「(新ブランドの)AirJapanはLCCではない」という。

 具体的な客室内装やサービス概要、運賃などについては今後発表としつつ、料金体系はANAより安く設定して、利用者が必要なオプションを選んでサービスを組み立てていくスタイルになるという。また、機内は居住性にこだわっていく。

 新ブランドの安全・運航の基準はANAと同じ。エアージャパンがANAから受託している既存路線も運航するため、同社のCAはANAと新ブランド両方を担当する日本初の試みになるとのこと。就航地については明言を避けたものの、「ピーチ(Peach Aviation)が4時間以内を飛んでいるので、それ以上のところ」と話した。

新ブランドの機体デザイン

 使用機材はボーイング 787-8型機で、ANAの機体を回収して使用する。白い機体の側面にロゴ、尾翼は胴体下側まで回り込む藍色に曙色の「rJ」のワンポイント、尾翼の上下に曙色を差し色的に使っている。

峯口氏は「すべての人に優しいThoughtfulなエアライン」を目指すという