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ANA新ブランドのエアージャパン、成田~バンコクに2024年2月9日就航決定。片道1万5500円~

2023年8月2日 発表

2024年2月9日 就航

エアージャパンが成田~バンコクに就航する

 ANAは8月2日、中距離国際線の新ブランド AirJapan(エアージャパン)の最初の就航地を、タイ・バンコク(スワンナプーム空港)と発表した。就航日は2024年2月9日。本日から航空券の販売も開始している。

 3月にシートや制服を発表した際、エアージャパン 代表取締役社長の峯口秀喜氏は就航地について「需要の太いところ」と述べており、その予告どおりとなった。

 成田の使用ターミナルは、ANAグループの乗り継ぎがしやすい第1ターミナル(南ウイング)で、運賃は片道最安1万5500円から設定する。

エアージャパンの成田~バンコク線(2024年2月9日~)

NQ1便: 成田(17時55分)発~バンコク(23時15分)着、月・水・木・金・土・日曜運航
NQ2便: バンコク(00時15分)発~成田(08時10分)着、月・火・木・金・土・日曜運航

株式会社エアージャパン 代表取締役社長 峯口秀喜氏

 就航地を発表した峯口氏は、エアージャパンの特徴を「フルサービスキャリアのANA、LCCのピーチの“いいとこ取り”の存在」であると説明。機材は全席エコノミークラスで324席仕様のボーイング 787-8型機を使用し、シートピッチ32インチ(約81cm)とFSCに迫るゆとりある座席でありながら、航空券は燃油サーチャージ不要、座席指定や預け入れ手荷物などの必要なオプションだけを購入する、LCCのスタイルを取り入れる。

 タイはコロナ前に国別の訪日旅客数で第5位だったマーケットであり、日本からもリピーターが多く、需要が強い国として知られる。就航直後は週6日で運航を開始するが、来年度にはデイリー(毎日運航)にしていきたいという。

 運賃形態は「Simple」「Standard」「Selected」の3タイプを設けた。最も低廉なSimpleの運賃は片道1万5500円~、子供(2~6歳)は定額8000円。7kgまでの機内持ち込み手荷物を含むが、事前座席指定や受託手荷物、機内食などはすべて有料オプションになる。

 StandardとSelectedは、その有料オプションをあらかじめ組み込んだプラン。Standardは片道1万9200円~、子供定額1万590円で、事前座席指定(1500円まで)と預入手荷物(23kgまで×1)のオプションを含む。これはSimpleに個別に追加するより1500円分おトクになるという。

 Selectedは片道2万3800円~、子供定額1万5300円で、フリードリンク付き前方座席指定(3000円まで、ドリンクはアルコール除く)、預入手荷物(23kgまで×2)、機内食のオプションを含んでおり、個別に追加するより3700円おトクになる。

 なお、座席を使わない2歳未満の幼児の運賃は、定額5000円となっている。

就航地をアンベール

 機内食の価格は800円~2000円で、最多価格帯は1600円。「日本の美味しさや文化を感じられるメニュー」としており、親子丼、チキン南蛮、手鞠寿司、おむすびなど13種類の事前購入メニューをラインアップしている。もちろん機内でも軽食やスイーツ、ソフトドリンクなどの提供を行なう。

 機内エンターテイメントについては、事前の情報どおり手持ちのスマートフォンやタブレットを機内Wi-Fiに接続して視聴する形を採る。ハリウッド映画や子供向け動画、アニメ、オリジナル映像などを無料提供するが、機内からのインターネット接続は有料になるという(料金プランは検討中)。

機内食について説明した株式会社エアージャパン 機内食プロジェクトリーダー 青池薫氏
左手前から「ふわとろ卵の炭火焼き親子丼」(1600円)、「寿司ものがたり」(2000円)、「チキン南蛮丼 ~あけぼのタルタル添え~」(1600円)、「おむすび弁当」(1500円)、「チキンと紅芯大根の野菜たっぷりサラダ ~バルサミコドレッシング~」(1500円)