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NEXCO東日本、調布市の陥没現場付近で長さ30mの地中空洞を発見。「トンネル工事との因果関係は不明」

2020年11月4日 発表

陥没箇所周辺で地中の空洞が確認された

 NEXCO東日本(東日本高速道路)は、外環道(東京外かく環状道路)の本線トンネル(南行)工事現場付近で10月18日に発生した地表面陥没について、陥没箇所周辺の地盤調査で地中の空洞を確認したと発表した。

 空洞は地表面陥没現場の北側(調布市東つつじヶ丘2丁目付近)で発見され、地表面からの空洞深度は約5m。大きさは約4×30×3m(幅×長さ×厚さ)。

 有識者から、空洞の状況・大きさから、直ちに地表面に変状を及ぼすものではなく、緊急的な対応は必要ないが、空洞は早期に充填することが望ましいとの意見があり、確認された空洞への充填作業を実施。地表面変位の常時観測は継続しているが、現時点で異常は確認されていないという。なお、「トンネル工事との因果関係は不明」としている。

 本件については、11月5日に有識者委員会を開催する。

10月28日の定例会見で地表面陥没について説明する東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 小畠徹氏(中央)ら