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NEXCO東日本、調布市の陥没現場付近で12月上旬から追加の物理探査実施

2020年12月1日 発表

地表面陥没現場周辺で追加調査が実施される

 NEXCO東日本(東日本高速道路)は、外環道(東京外かく環状道路)の本線トンネル(南行)工事現場付近で10月18日に発生した地表面陥没に関連し、12月上旬から現場周辺で微動アレイ探査と表面波探査を実施すると発表した。

 微動アレイ探査は、地表面から地盤の微小な振動を測定・解析することで地下の構造を把握する物理探査手法。表面波探査は、地表面を起振し、伝わる振動を測定・解析することで地下の構造を把握する物理探査手法となる。

 現場付近では、11月に実施されたボーリング調査により地下に2つの空洞があることが確認されており、充填作業が行なわれている。こうした状況を踏まえ、11月27日の有識者委員会では、震度約10mまでの地盤状況や空洞の有無を確認する必要があるとして、今回の追加調査が実施されることになった。

調査範囲