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NEXCO東日本、小畠社長が調布市内で発生した陥没について説明

2020年度3回目の定例会見

2020年10月28日 会見

東日本高速道路株式会社 代表取締役社長 小畠徹氏(中央)らが出席した

 NEXCO東日本(東日本高速道路)は10月28日、2020年度3回目の定例会見を東京・霞が関の本社で開いた。

 会見冒頭、代表取締役社長の小畠徹氏らが10月18日に調布市内で発生した地表面陥没について謝罪し、説明を行なった。

 10月23日に開催した有識者委員会では、外環道(東京外かく環状道路)の本線トンネルの建設工事との関連性を含め、陥没の原因究明を行なうため、20日から実施してきた路面空洞調査の範囲を拡大するとともに、ボーリング調査や地下水状況の調査、埋設物の状況の確認などを実施していくことを決めている。

 NEXCO東日本では陥没後にトンネル工事を中止しているが、小畠社長は現段階では大深度でのシールドマシンと地表面での陥没の因果関係は判明しておらず、まずは調査を進め、有識者の先生方の意見を伺ったうえでのことだと強調。原因を究明し、地域住民への十分な説明をするなど一連のことを行なったうえで、工事を再開できるかどうかを判断したいと述べた。