ニュース

NEXCO中日本、耐震補強工事の施工不良がさらに3基判明。いずれも中央道の跨道橋

2020年11月13日 発表

中央道をまたぐ跨道橋3基で鉄筋が不足する施工不良が見つかった

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は11月13日、八王子支社が発注した中央自動車道(E20)をまたぐ橋梁の耐震補強工事で、鉄筋が不足する施工不良が明らかになった件について、独自調査(鉄筋探査)を行なった結果、新たに橋梁の下部工3基で鉄筋が不足する施工不良が見つかったことを発表した。

 いずれも中央道をまたぐ跨道橋で、「緑橋A2 橋台(上り線側)」「北原橋A1 橋台(下り線側)」「絵堂橋A1 橋台(下り線側)」の3基。

 大規模な地震が発生した際に落橋・倒壊しないように補強したもので、通常時の安全性には支障ないという。補強部の一部にひび割れが発生している箇所は、万一に備え、応急措置として高速道路本線へのコンクリート片の落下を防ぐための防護を行なってある。

 NEXCO中日本では、施工不良が発生した事象を受けて、原因究明と再発防止策のあり方を検討するための外部有識者(学識経験者、弁護士)による調査委員会を設置するとのこと。

「緑橋A2 橋台(上り線側)」
「北原橋A1 橋台(下り線側)」
「絵堂橋A1 橋台(下り線側)」