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NEC、マスク着用でも精度「99.9%以上」の顔認証エンジン開発。企業・公共施設・商業施設・テーマパークなどへ提供

2020年9月24日 発表

NECはマスク着用時でも高精度な認証を実現する新たな顔認証エンジンを開発

 NEC(日本電気)は、マスク着用時でも高精度な認証を実現する新たな顔認証エンジンを開発したと発表した。

 顔認証は目、鼻、口などの位置や形、大きさなどの特徴点を抽出して照合するが、本エンジンではマスクで覆われていない目の周辺に重点を置いて特徴点を抽出して照合。社内評価において、マスク着用時の1:1認証での認証率「99.9%以上」(他人受入率10万分の1のときの本人受入率)を確認したという。

 マスク着用者と非着用者が混在しても高精度な認証ができ、さまざまな色や柄のマスクに対応するとのこと。

さまざまな色や柄のマスクに対応する

 NECでは、本社ビル1階のウォークスルー入退場ゲートにおける顔認証と体表温度を測定するサーマルカメラを連携した入退場管理の実証実験について、9月末に本エンジンを適用予定。

 さらに、この顔認証製品を活用したソリューションを、企業・教育機関・公共施設・商業施設・イベント会場・テーマパークなど、人が密集する場所での入退システムをはじめ、感染症拡大の抑制を支援するソリューションとして提供するとしている。