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NEC、広島G7サミットで成田空港などで採用されている顔認証システム展示

広島G7サミットに顔認証システムを展示したNEC。開発に携わる官公ソリューション事業部門 日下野隆謙氏、竹野徹氏と、デジタルソリューション事業部 井上美南氏

 NEC(日本電気)は5月19日~21日まで広島で開催されているG7広島サミットの政府PRコーナーに成田空港の「Face Express」などで採用されている顔認証システムを展示した。

 政府PRコーナーは国際メディアセンター内に設けられ、日本の食や文化、技術を国外・国内のメディアに知ってもらおうというもの。NECの顔認証システムは成田空港のセキュリティゲートやUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)で採用されるなど実績もあり、「令和4年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」において「科学技術賞(開発部門)」を受賞するほど技術的評価も高い。

人流の映像から個々を認識可能

 基本的には可視光線のカメラ(普通のカメラ)を使い特徴点を認識、マスクをしていても、サングラスをしていても認識できる。個人登録も素早く行なえ、高精度かつ高速に特定可能という。

 現時点で、次々に通過する人流の解析も行なえ、一度登録すると追従するため後ろ姿でも認識可能とのことだった。

広島を舞台に開催されているG7広島サミット