NEC、顔認証でワクチン接種完了を確認。クラウドサービス「NEC I：Delight Services」で

NECは顔認証でワクチン接種完了を確認できるクラウドサービスを開発した

　NEC（日本電気）は、顔認証を活用してワクチン接種を完了していることを確認できるクラウドサービスを開発した。生体認証とID連携機能を一体化したクラウド基盤サービス「NEC I：Delight Services」の機能として、3月末に提供開始する。

　日本政府提供の新型コロナウイルスワクチン接種証明書アプリ（ワクチンパスポート電子版）と連携し、顔情報と証明書情報を紐付けることで、顔認証で入場する際にワクチン接種を完了していることを非接触で確認する。観光施設やイベントなどでの利用を想定し、2023年度中に1000か所への導入を目指す。

　クラウドサービスとして提供するため、初期費用の抑制や短期間での導入が可能。個別のアプリケーション開発やメンテナンスを行なうことなく利用できる。また今後、入場チケットの同時確認といった機能強化を予定している。