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NEC、国内6空港の税関に導入する顔認証の電子申告ゲート受注。2020年3月以降に運用開始

2019年7月10日 発表

国内主要6空港に導入を予定する税関検査場の電子申告ゲートをNECが受注

 NEC(日本電気)は7月10日、財務省税関から国内主要6空港で使用される税関検査場の電子申告ゲートを受注したことを発表した。

 入国者による携帯品や別送品申告書作成の簡易化や、申告/通関手続きの迅速化を目的にしたもの。顔認証技術を利用して、電子申告端末と出口ゲートでの本人確認を行なうほか、スマートフォン向けの税関申告アプリを使用した携行品の電子申告が可能。

 NECの電子申告ゲートは4月15日から成田空港の第3ターミナルで運用が始まっている。現在は日本人旅客のみに対応しているが、今後、外国人旅客への対応拡大も予定されている。税関では、2020年3月より年間入国旅客数の約9割を占める国内6空港(新千歳空港、成田空港、羽田空港、セントレア/中部国際空港、関空/関西国際空港、福岡空港)での運用を開始する予定という。

税関検査場の出口ゲートイメージ
電子申告端末のイメージ