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JALとNEC、羽田空港で「手ぶら決済」。顔認証で搭乗前に買い物
南紀白浜空港では「笑顔写真撮影サイネージ」「手荷物待ち時間可視化サイネージ」
2020年9月4日 13:18
- 2020年9月4日 「笑顔写真撮影サイネージ」設置
- 2020年10月末 「時間可視化サイネージ」「手ぶら決済」設置
JAL(日本航空)とNEC(日本電気)は、デジタル技術を活用した新たな旅行体験の実現のため、協業を開始したことを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、人々の行動様式に大きな変化が生じたことを受け、映像分析・生体認証技術を活用した実証実験を行なう。
取り組みは、NECが南紀白浜空港(和歌山)で実施しているサイネージを使った「IoTおもてなしサービス実証」にJALが参画する2件と、羽田空港での顔認証決済の1件。
第1弾「笑顔写真撮影サイネージ」(南紀白浜空港、9月4日~)
搭乗までの時間を楽しめるよう、ディスプレイの前に立つと記念撮影を楽しめるサイネージを搭乗待合室に設置。笑顔を採点する機能も有し、点数に応じて変化するオリジナルフォトフレームでの撮影を体験できる。
また「IoTおもてなしサービス実証」の登録者は、顔認証システムによって登録しているメールアドレスに写真データを送信することも可能。
第2弾「手荷物待ち時間可視化イメージ」(南紀白浜空港、10月末~)
手荷物受取所に設置した液晶ディスプレイのカメラで個人を認証し、「IoTおもてなしサービス実証」に登録しているJALマイレージバンク会員のステイタス情報を参照することで、手荷物の返却予定時刻をアニメーションで案内する(要事前登録)。