ニュース

マスクを着けても顔認証で通過できる次世代改札。東芝インフラシステムズ、実証実験機に機能追加・高速化

2020年8月17日 発表

東芝インフラシステムズはOsaka Metroの次世代改札機実証実験で機能追加を行なった

 東芝インフラシステムズは8月17日、Osaka Metro(大阪市高速電気軌道/大阪メトロ)で実施している次世代改札機実証実験において、マスク着用時の認識率を向上させる機能追加を行なった。

 本実証実験は、Osaka Metro 長堀鶴見緑地線のドーム前千代崎駅で行なっており、顔認証とQRコード認証に対応した改札機を設置、Osaka Metro社員がモニターとなって改札入退場をテストするというもの。

 今回の機能追加では、1台の改札機で顔認証とQR認証の両方に対応したほか、マスク、メガネ/サングラス着用時の認証精度を18%向上させた。さらに、ソフトウェアの見直しで通過処理速度が約40%向上し、ウォークスルー通行(立ち止まらずに通過)が可能になったという。

 実証実験は9月30日まで実施予定。