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国交省、首都高・横浜環状北西線開通後の料金方針案を公表

2019年8月30日 発表

横浜環状北西線開通後の料金方針案

 国土交通省 道路局 高速道路課は8月30日、首都高速道路の横浜環状北西線が2020年春に開通することから、開通後の料金の方針案を公表した。今後、首都高速道路側がこの方針案に基づいた料金案を公表し、パブリックコメントなどの手続きが実施される。

 横浜環状北西線は、東名高速道路(E1)の横浜青葉IC(インターチェンジ)と第三京浜道路(B83)の港北ICを結ぶ、延長約7.1kmの自動車専用道路。開通により、横浜市北西部と横浜都心・湾岸エリアの移動時間の短縮が期待される。

 同省では、開通に伴う課題として、東名高速を経由して東京・埼玉方面に向かう最短経路よりも、首都高速の北西線と横羽線を経由する距離の長いルートの方が割安となり、北西線を迂回利用するクルマで渋滞の発生や環境に影響が出る可能性を指摘。

 こうした迂回交通を抑制するために、東名高速と北西線を連続利用する交通について料金の調整を行なう必要があると判断した。

 横浜青葉ICから三郷JCT(ジャンクション)まで普通車で通行した際の現行料金は、東名高速・中央環状線経由では1750円となるのに対し、北西線を利用すると1320円となっているが、今回示された方針案では、東名高速と北西線を連続利用する場合の上限料金を1800円に調整するとしている。