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国交省、東京オリンピック・パラリンピック時の首都高料金上乗せと夜間割引、東名~横浜北西線利用時の料金調整を許可

2020年2月4日 発表

東京2020オリンピック・パラリンピック期間中の首都高料金上乗せと夜間割引が許可された

 国土交通省は2月4日、首都高(首都高速道路)に対し「東京2020大会における首都高速道路の料金」「横浜北西線開通後の首都高速道路の料金」について事業許可を行なったことを発表した。

 東京2020大会における首都高料金については、交通混雑緩和のための交通需要マネジメントの観点から、東京2020オリンピック・パラリンピック大会期間中、都内区間を日中に走行するマイカー(自家用車)利用を対象に1000円を上乗せする一方、ETC搭載の全車種を対象に夜間料金を5割引とすることで、首都高都心部のピーク分散を図る計画が示されていたもの。この料金案が許可された。

 横浜北西線開通後の首都高料金については、3月22日に横浜北西線が開通後、東名高速を経由して東京や埼玉へ向かう最短経路よりも、北西線と横羽線を利用する距離の長いルートの方が割安となることから、北西線を迂回する交通渋滞の発生が指摘されており、その対策として料金調整を行なうもの。横浜青葉IC(インターチェンジ)から三郷JCT(ジャンクション)まで普通車で通行した場合、東名高速・中央環状線経由では1750円となるのに対し、北西線を利用すると1320円となるが、後者の上限料金を1800円に調整することが許可された。

3月22日に開通する横浜北西線利用時の上限料金調整