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国交省、2019年GW期間中の主要交通機関の予約状況とりまとめ、新幹線は比較的余裕あり。新千歳や福岡は連休半ばの空港発着レンタカーが混雑
2019年4月19日 20:09
- 2019年4月19日 発表
- 2019年4月27日~5月6日 対象
国土交通省は4月19日、主な公共交通機関に行なった、最大で10連休となる2019年のゴールデンウィーク期間(4月27日~5月6日)の予約状況聞き取り調査の結果を公表した。4月11日(内航船のみ4月10日)時点の情報となる。
鉄道分野では、JR各社の新幹線が下りが4月27日~28日で一部予約率が70%を超え、上りは5月3日~5日の予約率が高いものの、連休後半を中心に予約率がおおむね60%を下まわっており、ほかの交通機関に比べるとまだ空きがある状況としている。
航空分野は、別記事「国内航空会社、2019年GW 10連休期間中の予約状況発表。前半は4月27日前後、後半は5月5日前後がピーク」で各社の予約率を紹介しているとおり。
国交省の調査でも国内線は連休前半の下りで予約率90%を超える航空会社が多い状況。連休後半の国内線上りは一部の航空会社で予約率90%を超えるものの、少し空きがあるとしている。国際線は連休前半の日本発便、連休後半の日本着便で予約率が90%を超える航空会社が多い。
内航定期旅客船(フェリー)は、連休前半を中心に90%を超えるなど非常に高い予約率で、一部航路では連休中の予約率が100%となっている便も。連休後半は一部航路で予約率が80%を下まわっている。
外航定期旅客船(福岡~釜山線)は、連休前半の福岡発便、連休後半の福岡着便で予約が非常に多い。
主要な空港へのアクセスバスや観光地へ行くための貸切バスなどは、まだ予約が取りやすい状況。
主要空港周辺のレンタカーについては、連休の半ばに予約が集中。新千歳空港、福岡空港のの周辺では4月29日~5月3日を軸に非常に混雑している。
なお、高速道路各社から発表されている同期間中の渋滞予測については、関連記事「高速道路各社、10連休の2019年ゴールデンウィーク渋滞予測。10km超渋滞が前年比大幅増。東名阪道 鈴鹿IC付近は渋滞ゼロ予測に」にまとめている。
このほか、国交省の外局である観光庁からは、4月18日時点の国内宿泊施設の予約状況が発表されている。京都府のように連休全体の平均で9割以上の宿泊施設が予約できない状況。ほかの都道府県は、連休前半は全国的に予約が取りにくいものの、連休後半になると余裕があり比較的予約を取りやすくなっている。