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JAL、超音速旅客機開発企業と約11億円の資本業務提携。20機の優先発注権も

米Boom Technologyに定期航空運送事業者の観点からサポート

2017年12月5日 発表

JALはBoom Technologyと資本業務提携を結び、超音速旅客機の開発をサポート

 JAL(日本航空)と米国のBoom Technologyは12月5日、資本業務提携で合意。JALは、航空機による「移動時間の短縮」に大きな価値があると考え、超音速旅客機の開発に取り組むBoom Technologyを、定期航空運送事業者の観点からサポートし、その実現による顧客価値向上を目指すとしている。

 具体的には1000万ドル(約11億2000万円、1ドル=約112円換算)の資金提供、技術・仕様など定期航空運送事業者観点でのサポート、プロモーション協力、20機の将来的な優先発注権などが提携に含まれている。

Boom Technologyが開発する超音速旅客機の概要

導入計画:2020年代半ば以降
巡航速度:マッハ2.2(洋上飛行時。時速換算2335km/h)
航続距離:8334km
装着座席数:45~55席(ビジネスクラス仕様)
Webサイト:Boom Technology(英語)