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新千歳空港、国際線ターミナルを2倍に拡張。650億円をかけ2019年8月から順次供用
保安検査レーンやボーディングブリッジも約2倍。高級ホテルも誘致
2017年11月20日 19:15
- 2017年11月17日 発表
新千歳空港(札幌)を運営・管理する新千歳空港ターミナルビルディングは、国際線旅客ターミナルビル施設の再整備を発表した。
ターミナルの延床面積を約2倍に、富裕層をターゲットにした高級ホテルを入れるなど、総事業費約650億円をかける。
供用開始時期は旅客取扱部が2019年8月、ホテル部が2020年1月、工事完了は2020年3月末を予定している。
新千歳空港の国際線旅客ターミナルビルは2010年3月から供用を開始しているが、2016年度には国際線旅客数は272万人となり、2019年のラグビー ワールドカップ日本開催や2020年の東京オリンピック・パラリンピックでさらなる需要が見込まれるなか、国が進める新千歳空港国際線ターミナル地域再編事業と強調し、施設の再整備を行なうことにしたという。
新千歳空港国際線旅客ターミナルビルの主な工事内容
・出発ロビー及び到着ロビー等の施設拡張
・チェックインカウンター及び保安検査レーンの増設
・テロ対策などのセキュリティ強化
・免税店等の商業施設の拡充
・ターミナルビル付属ホテルの新設
・出国エリア及び入国エリアの施設機能強化(国の整備)
ターミナルの延床面積は現状の約6万1000m2から約12万4000m2(いずれも官庁エリア含む)とほぼ倍の広さに、増築部分は8階建てとなり、5~8階には富裕層をターゲットにした高級ホテルが入る。
チェックインカウンターは47から74ブースに、保安検査レーンは4から9レーン、PBB(パッセンジャーボーディングブリッジ)は8から17基へと拡張される。