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JR北海道、新千歳空港駅をリニューアル。みどり窓口などを拡大し、北海道らしさのあるデザインへ

2018年4月着工。12月に全面供用開始

2018年3月14日 発表

2018年12月 リニューアルオープン

JR北海道が新千歳空港駅のリニューアルを発表。改札口付近に大型ビジョンを設置し、北海道の四季などを掲出する

 JR北海道(北海道旅客鉄道)は3月14日、新千歳空港に直結する新千歳空港駅のリニューアルを発表した。近年、急激に利用者が増加し、今後も訪日外国人を中心に増加が予想されるため駅レイアウトの見直しなどを行なう。

 訪日外国人の増加で特に来店者が増えているインフォメーションデスク(外国人デスク)は、みどりの窓口とともに、現在の南側(JALなどが利用している側)から北側(ANAなどが利用している側)へ移転する。スペースを約1.6倍に拡大するとともに、最大7窓口(現在は5窓口)へ拡充。周囲をエゾ松やブナなど代表的な北海道産木材をイメージした木目調デザインとする。

 また、改札通路を8通路から10通路に増設するほか、指定席券売機を4台から6台へ、ICカードチャージ機を2台から3台へ増設することで混雑緩和を図る。

 駅全体のデザインは、天井面へ北海道の四季を投影、空港ターミナルビルとの連絡通路や改札口付近に設置する大型ビジョンへの北海道各地の風景などの掲出といった“北海道らしさ”を実感できるものにするほか、北海道地図と各地の最低気温などを表示する記念撮影スポットを設置する。

 リニューアルは4月に着工し、9月ごろにみどりの窓口、インフォメーションデスク、トイレを先行して供用開始。全面供用の開始は12月を予定している。

新千歳空港駅のレイアウト。上が現状(上)、下がリニューアル後
みどりの窓口のインフォメーションデスク。スペース、窓口を拡充し、北海道産木材をイメージした木目調デザイン
空港ターミナルビルとの連絡通路には、シラカバをイメージした装飾や、北海道を感じられるイメージシートを掲出
北海道マップや各地の最低気温などを表示する撮影スポットを設置。周囲は季節に合わせた映像をプロジェクタで投影する