新千歳空港、国際線PSFC（旅客取扱施設利用料）値上げ。10月27日から現行の2倍以上に。自動手荷物預け入れ機など導入

新千歳空港は国際線PSFC（旅客取扱施設利用料）を10月より段階的に値上げすることを発表した（画像は国際線ターミナル拡張後のイメージ図）

　新千歳空港ターミナルビルディングは8月6日、国際線PSFC（旅客取扱施設利用料）を10月より値上げすることを発表した。同日付で国土交通省が認可したもの。

　新千歳空港の現在の国際線旅客ターミナルビルは2010年3月に供用を開始し、約9年間で国際線旅客が約4.5倍に成長。2016年から拡張工事が進められており、さらに国が推進する「FAST TRAVEL」の導入など、拡張再整備における費用の一部の負担を求めるものとして、PSFCの改定を国土交通省に申請していた。

　現行の国際線PSFCは大人1030円、子供（満2歳以上12歳未満）520円となっているが、消費税率10％へ改定される10月1日からはそれぞれ1040円、530円へ。さらに冬期ダイヤが始まる10月27日からは国際線ターミナル再整備に伴う改定としてそれぞれ2610円、1300円へと値上げする。

　徴収は航空券購入時に航空券に含めて同時徴収するオンチケット方式を採用。いずれの改定においても10月1日以降に発券された航空券が対象となり、それ以前の発券分については現行料金を適用する。

新千歳空港の国際線PSFC。改定前後の料金

新千歳空港の国際線ターミナル再整備ではFAST TRAVELを推進。自動チェックイン機24台、自動手荷物預け入れ機6台、保安検査場の自動ゲート6レーンなどを新規に導入する