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新千歳空港、リニューアルした国内線カウンターを公開。AIR DOはオープン式典を実施
AIR DO、ピーチ、バニラエア、Spring Japan、ANA団体のカウンターが北側2階に集結
2018年1月18日 14:23
- 2018年1月17日 リニューアル
北海道・新千歳空港(札幌)で1月17日、国内線旅客ターミナルビル1階にあったピーチ(Peach Aviation)、バニラエア、Spring Japan(春秋航空日本)のチェックインカウンターと、ANA(全日本空輸)の団体チェックインカウンターが2階に移転、もともと2階にあったAIR DOカウンターとともにリニューアルオープンした。
新千歳空港では国内線旅客ターミナルビル施設整備工事に合わせて南側から順に各社カウンターリニューアルを実施してきたが、今回の5社のカウンターリニューアルにより、国内線航空各社のチェックインカウンターがすべて2階に揃うこととなった。
当日の8時30分からは5社合同による「新千歳空港国内線北側エリアリニューアルオープンセレモニー」が、国内線旅客ターミナルビル2階「LCCカウンターエリア」で行なわれた。ピーチ、バニラエア、Spring Japanが移転したLCCカウンターエリアは、空港の北側2階に新設しており、利用客の利便性を高める狙いがある。
また、同時に国内線ターミナルビル2階の一番北に位置する保安検査場Aもリニューアルし、新機材を導入。検査に使ったカゴが長いローラーで検査前の利用者のもとへ帰る仕組みになっており、これにより保安検査場での混雑緩和を狙う。
今回リニューアルしたANAの団体カウンターは、ANAラウンジの北側に位置し、新たに多目的カウンターを設置することにより混雑状況に応じて案内できるよう利便性を高めた。
9時過ぎからは「AIR DOカウンターリニューアルオープン式典」が行なわれ、AIRDO 千歳空港支店長の岡田浩氏はリニューアルされたカウンターについて、「どなたにも優しく、そして北海道らしく機能性を兼ね備えたカウンターを目指して設計しました」とコメント。「お子さま連れのお客さま、お手伝いの必要なお客さまもストレスなく立ち寄れる、高さの低いローカウンターを設置したインフォメーションカウンターを新設、案内板もピクトグラムの採用によりユニバーサルデザインの実現を図りました」と説明し、「AIR DOは20周年迎えまして、これからも北海道の翼として皆さまに愛されるエアラインを目指して参ります」と挨拶した。
次に、同社の空港旅客ハンドリングスタッフがリニューアルしたカウンターについて、テーマの一つを「イレギュラー時の混雑の緩和」とし、カウンターの幅を3.6mから13mへ約3.5倍に大きく拡大したことや、窓口の数を4ブースから8ブースへ増設、自動チェックイン機も増設したことを挙げ、「よりスムーズに快適にご利用いただけるカウンターを目指した」と説明した。
また、サービス介助士資格を保有したスタッフや、社内資格の「北海道観光マスター」「フードマイスター」資格を有したスタッフをインフォメーションカウンターに配置。利用客の充実した旅の手伝いをすることも目指しているとした。
各カウンターにはタブレット端末を設置し、座席表や運賃表などを情報を分かりやすく見ることができる。このタブレットは筆談ボード機能や翻訳機能を備えており、耳の不自由な利用客やこれから一層の増加が見込まれるインバウンドの利用客にも対応する。そのほか、カウンター上部のモニターも4台に増設。通常時のフライトの案内だけでなく、イレギュラー時の情報の案内も充実させていく予定だ。