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バニラエア、大阪(関空)~函館線を就航。1日1便で片道5890円から

関西国際空港で就航イベント開催

2017年3月18日 就航

バニラエアが大阪(関空)~函館線を就航

 バニラエアは3月18日、大阪の関西国際空港と北海道の函館空港を結ぶ新規路線を就航した。これは、同社が2月19日に日本のLCC(格安航空会社)初の函館線として就航した東京(成田)~函館線に続くものとなる。

 初便となるJW971便が出発する関空では、バニラエア 代表取締役副社長の山室美緒子氏が出席し、関空~函館線就航イベントが開催され、初便の利用客には初便搭乗証明書などの記念品が贈られた。

イベントで挨拶した山室氏は、「本日のバニラエアの就航に合わせて、関西、成田、函館、各空港の所在する3つの市が災害時に職員を派遣しあう、災害時相互応援協定を締結すると聞いております。航空運送事業に携わる我々にとって、旅行するお客さまをサポートするだけでなく、このような地域貢献への取り組みにも積極的に携わっていきたい」と話した

バニラエアで関西と函館の距離を縮めたい

バニラ・エア株式会社 代表取締役副社長 山室美緒子氏

 イベントで挨拶した山室氏は、「バニラエアは関西空港では、すでに開設しております関西~成田線、関西~台北線と合わせて、本日の関西~函館線で3路線目になります。また、函館へは2月に就航した成田~函館線があり、すでに数多くのお客さまにご利用いただいております」と同社の取り組みを紹介。

 また、函館について山室氏は「歴史のある港町であり、グルメ、夜景、観光スポット、数多くの魅力のある観光都市であり年間500万人のお客さまが訪れると聞いております。ぜひ、バニラエアをご利用いただき函館の魅力を感じ取っていただけたらと思います。関西空港と函館は距離にして約1200km、飛行時間にして約2時間の距離があります。私たちバニラエアはお求めやすい運賃を提供することにより、この2つの都市の距離を縮めていきたいです」と話した。

 さらに、山室氏は「来週3月26日には、関西空港から奄美大島への路線を開設します。今後も伸びゆくバニラエアのネットワークにご期待いただき、より多くのお客さまのご利用をお待ちしております」と挨拶を終えた。

 初便のJW971便はほぼ満席で、定刻通り12時15分にブロックアウト、12時25分に函館に向けて離陸した。

イベント終了後に搭乗がスタート
初便利用証明書やマシュマロなど、初便利用者に贈られた記念品

バニラエアの関空~函館線は毎日運航

 関空~函館線は1日1便の週7便で、4月初旬までの季節運航でスタートする。

 3月25日までのスケジュールは、関空発函館行きのJW971便は、水・木・土曜が12時15分発~13時55分着、月・火・金曜が12時40分発~14時20分着、3月19日日曜は13時10分発~14時50着。

 函館発関空行きのJW972便は、水・木・土曜が14時35分発~16時45分着、月・火・金曜が15時00分発~17時10分着、3月19日日曜は15時30分発~17時40分着。3月26日以降のスケジュールは近日発表するとしている。

 片道運賃はコミコミバニラが7890円から、最安運賃設定のシンプルバニラが5890円からとなる。

 同社では、函館から東京(成田)と大阪(関空)の両空港へ就航することにより、国際線の乗り継ぎがしやすくなり、日本人だけでなく、同社が国際線を運航している台湾や香港、ベトナムなど海外からの旅行者の利用も見込んでいる。

山室氏らバニラエアのスタッフが初便をお見送り
横断幕などを持って初便を見送った
初便のJW971便は定刻通り12時15分にブロックアウト、12時25分に函館に向けて離陸した