ニュース
バニラエア、DOBERMAN INFINITYのSWAYさんを招いて成田~関空/函館線就航セレモニー開催
成田~関空が3650円から、成田~函館が4990円から
2017年2月20日 14:10
- 2017年2月18日 実施
バニラエアは、2月18日から東京(成田)~大阪(関空)線、2月19日から東京(成田)~函館線を就航した。成田~関空線はシンプルバニラ(片道)3650円から、成田~函館線は4990円からというリーズナブルな価格設定で、初便は予約で満席となった。
就航を記念して、成田空港第3ターミナルの150番搭乗ゲート付近において 2路線合同の新規就航記念セレモニーを開催。成田空港周辺市町村から来賓を招くとともに、2016年9月にバニラエアがミュージックビデオの撮影に協力した、10代~20代を中心に人気を集めるラップ&ボーカルグループ「DOBERMAN INFINITY」のラッパーで、野替愁平名義で劇団EXILEの俳優としても活動しているSWAYさんをゲストに迎え、トークショーとテープカットが行なわれた。
バニラエア五島社長「新規路線で成田・関西・函館の発展に貢献したい」
セレモニーで挨拶に立ったバニラエアの代表取締役社長である五島勝也氏は、「本日の成田発の関西行きと、明日の成田発の函館行き、2日間に渡り新規路線を開設いたします。私どもバニラエアは成田空港をホームベースとしておりますが、普段から大変お世話になっております空港事務所さま、地元の自治体の皆さま、成田空港株式会社さまにもご来賓としてご列席いただいております」と感謝の言葉を述べた。
そして、「2013年12月より就航いたしまして、先月末までの合計で470万人のお客さまにご利用をいただきました。今般2路線を新規に開設いたしますけれども、前回は2014年7月の成田から奄美大島線ですので2年7カ月ぶりの新しい国内路線となります。
本日の成田発の関西線も、うれしいことに満席のご予約を頂戴しております。東京も大阪も人気のあるテーマパークもあり、観光にショッピングに非常に人気のある街であります。私どもは朝夕、1日2往復という非常に利便性の高いダイヤを提供して、多くの首都圏のお客さま、関西圏のお客さまにご利用をいただきたいと思っております。また併せまして海外からのインバウンドのお客さまの国内のご移動にもご利用いただきたいと期待をしております」と新規路線に対する期待を語った。
また成田~函館線は、「成田空港開港以来、初めての就航地ということで、成田空港全体からしても18番目の国内路線になります。函館空港としてもLLCが就航するのはバニラエアが初めてということで、函館の皆さまも大変大きな期待を寄せていただいている状況でございます。
函館は港町、グルメ、観光、夜景と、素晴らしい魅力の詰まった街でありまして、年間500万人以上の方が訪れる有名な観光地になっております。ぜひバニラエアをご利用いただきまして、もっと多くの方に函館に足をお運びいただきまして、函館の魅力を満喫していただきたいと思っております。
さらに海外からのインバンドのお客さま、こういった方々をぜひ、成田からの接続で北海道、函館に多くお運び申し上げたいと考えております」と話した。
最後に、「私どもバニラエアはLCCとしまして、お求めやすい運賃と安心できるサービスを提供し続けることによって、多くのお客さまに喜んでいただけることを目指しております。多くのお客さまにご利用いただくことこそが、就航している地元である成田であったり函館、関西であったり、そういったところの発展につながるのでは、ということで私どもも努力してまいります」と挨拶を締めくくった。
成田エリアの国内外の観光需要増加に期待
来賓挨拶に立った国土交通省 東京航空局 成田国際空港長の木村茂夫氏は「新規就航、まことにおめでとうございます。バニラエアさんは2013年12月20日に就航して以来、成田空港を拠点としたLLCとして順調に発展してこられています。
皆さんご承知のとおり、成田空港におきましては2012年頃から国内線利用者が大幅に伸びてきておりまして、我が国においてもLCCが成田空港で就航を開始したことが要因となっています。成田空港でも2015年4月からLCC専用として第3ターミナルの運用を開始しており、現在は内外のLCC5社がこのターミナルを利用しています。LCCの就航により2016年は対前年4%増と7年連続で増加しており、初めて700万人を超えるまでに成長していますが、その70%はLCCの利用者となっています。
今や成田空港は、国内線利用者数においても日本有数の空港となり、2015年の実績では6番目の国内線利用者の多い空港となっております。今回就航する成田~関西線は2015年の輸送実績では85万人で、成田発着の国内路線では3番目に利用者数の多い路線でございます。現在LCC3社が就航していますが、バニラエアさんの就航によって利用者にとって選択肢が増えて、大変利便性の高い路線になります。
また、函館についても、成田空港としては初めての路線になりまして、成田からの国内線の就航先としては18番目になります。函館は多くの観光資源のある魅力的な都市ですので、成田空港を利用して多くの観光客が訪問することを期待しております」と、新路線に対する期待を語った。
成田市副市長の吉田昭二氏は「2016年度も成田空港は発着数、旅客数ともに過去最高を記録しましたが、そのなかでも特に伸びているのがLCCの国内線と思っております。国内線で700万人ということは、第3ターミナルが渋滞してしまうくらいの素晴らしい伸びでございまして、ありがたく思っております。
空港周辺の自治体としましては国際線の需要も大切でありますし海外旅行に行くこともありますが、とても身近な国内線というものが交通の足として重要なものでありまして、国内線が増えるということは地域住民の利便性が伸び、本当にありがたいことです。
私どもは空港でつながっている就航地は空の隣町だと思っています。今回は隣町が増えるということで、隣町どおしの連携をさらに深めていきたいと考えております。LCCは観光需要をつくっていただいているので、非常にありがたいですが、バニラエアさんは特に観光需要を先読みして就航地を選んでいるのかと思っています。LLCの拡充にご貢献いただきましたバニラエアさまに、あらためて御礼を申し上げます」と観光需要増への貢献についてコメントしていた。
北海道出身で「DOBERMAN INFINITY」のSWAYさんがトークショーに登場
テープカット後には、劇団EXILEの俳優であり、ラップ&ボーカルグループ「DOBERMAN INFINITY」のラッパーでもあるSWAYさんを招いたトークショーが行なわれた。DOBERMAN INFINITYの楽曲「Finaly I...」のミュージックビデオはバニラエアの機体を使用して撮影されており、YouTubeでの再生回数は47万回を超えているとのこと。
バニラエアの五島社長は、「頭のなかにメロディが残って離れないんですよ。我々バニラエアは黄色とブルーのカラフルな飛行機なので、初めて見たときは映像がモノクロなので驚きましたが、モノクロが空間をシックで格好よくしてくれました。
LCCターミナルはシックな造りですが、モノクロで撮影されてまして、非常に格好よくなっていて感動しました。ちょっと物悲しくも聞こえるんですけど、空港の別れと出会いみたいなところが表現されていて、非常に好きなビデオです」とミュージックビデオの感想を語った。
SWAYさんは、「このミュージックビデオは、まる3日かかったんですけど、初めて格納庫に入って、飛行機も間近で見て眠気が一気に飛んで『うわぁー』って、特に男の子は夢のような世界と言うか『かっこいいなぁ』みたいな……」と撮影時の感想についてコメント。
「奈良出身のメンバーが居るので、大阪に行くときには美味しいお店の情報とか、仕入れてます」と関西線についてもコメント。函館線については「インディーズのときは月イチで函館に行ってたんですが、今でも忘れられないのがイカを大きい水槽から釣って、その場でさばいてくれた瞬間にレインボー色に輝くんですよね。イカ、イコール白いと思われてる方が多いと思うんですけど、切った瞬間はレインボーに輝くんですよ。函館で体験したなかで、あの瞬間は今でも覚えています。すごいキレイでした」と語った。
成田~関空線はシンプルバニラ(片道)3650円から。成田~函館線は4990円からと、とてもリーズナブルな価格設定もあり、初便は両路線共に満席の予約になったとのこと。「朝夕2往復させますので、東京の方にも大阪の方にも朝行って夕方帰ることが可能になります。利便性の高いダイヤを用意していますので、多くの方にご利用いただけると思っています。初便でも欧米系やアジア系の方もいらっしゃいましたし、国際線がやってくる空港とを結ぶ路線なので、海外の方に多くご利用いただけると思います」と五島社長は話していた。また、新たな路線についても検討しているとのことだ。
2月18日に就航したバニラエアの成田国際空港(東京)~関西国際空港(大阪)線
片道運賃:コミコミバニラ4650円、シンプルバニラ3650円
JW701便:成田(09時50分)発~関空(11時35分)着 ※3月18日~25日、水・木・土曜運航
JW701便:成田(10時45分)発~関空(12時30分)着 ※3月19日、日曜運航
JW701便:成田(10時15分)発~関空(12時00分)着 ※3月20日~25日、月・火・金曜運航
JW703便:成田(10時30分)発~関空(12時15分)着 ※2月19日~3月17日、毎日運航
JW709便:成田(19時30分)発~関空(21時15分)着 ※2月18日~3月25日、毎日運航
JW702便:関空(09時30分)発~成田(11時05分)着 ※2月19日~3月25日、毎日運航
JW704便:関空(12時55分)発~成田(14時30分)着 ※2月19日~3月17日、毎日運航
JW710便:関空(17時25分)発~成田(19時00分)着 ※3月18日~3月25日、水・木・土曜運航
JW710便:関空(18時20分)発~成田(19時55分)着 ※3月19日、日曜運航
JW710便:関空(17時50分)発~成田(19時25分)着 ※3月20日、月・火・金曜運航
2月19日に就航したバニラエアの成田国際空港(東京)~函館空港線
片道運賃:コミコミバニラ6990円、シンプルバニラ4990円
JW953便:成田(11時45分)発~函館(13時25分)着 ※2月19日~3月25日、水・木・土曜運航
JW953便:成田(11時55分)発~函館(13時35分)着 ※2月19日~3月12日、月・火・金曜運航
JW953便:成田(11時55分)発~函館(13時35分)着 ※2月19日~3月12日、日曜運航
JW953便:成田(12時30分)発~函館(14時10分)着 ※3月19日、日曜運航
JW954便:函館(14時05分)発~成田(15時45分)着 ※2月19日~3月25日、水・木・土曜運航
JW954便:函館(14時20分)発~成田(16時00分)着 ※2月19日~3月25日、月・火・金曜運航
JW954便:函館(14時20分)発~成田(16時00分)着 ※2月19日~3月12日、日曜運航
JW954便:函館(14時50分)発~成田(16時30分)着 ※3月19日、日曜運航