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JAL、リオデジャネイロオリンピック・カヌー競技で銅メダルを獲得した羽根田卓也選手の帰国セレモニーを開催
2016年8月19日 16:27
- 2016年8月19日 実施
JAL(日本航空)は、リオデジャネイロオリンピックのカヌー競技で銅メダルを獲得した羽根田卓也選手の帰国セレモニーを、成田空港第2旅客ターミナルの国際線到着ロビー、A出口付近で実施した。
羽根田選手は愛知県豊橋市出身の29歳。ミキハウスに所属し、カヌースラローム競技の選手として、カヌー強豪国のスロバキアを拠点に活躍している。今回のリオデジャネイロオリンピックでは、8月9日(現地時間)に行なわれた男子カナディアンシングル決勝で銅メダルを獲得した。羽根田選手はこの競技で日本人初めてのメダリストとなる。
羽根田選手はJL408便(フランクフルト~成田)で帰国。羽根田選手が国際線到着ロビーのA出口に姿を見せると、集まったギャラリーから大きな拍手が起こり、「おめでとう!」「卓也~!」といった声もあがり、JALスタッフから花束を受け取ったあとにはインタビューが行なわれた。
9日のメダル獲得から日数が経っての帰国になった理由を聞かれると、「ほかの日本人選手の応援をして、12日以降は拠点のスロバキアに戻って、ビザの手続きや……たまった洗濯物を片付けていました」と笑顔で答えた。
今大会を振り返っての感想を求められると、「自分にとっても日本にとってもアジアにとっても、カヌー競技で初めてのメダル獲得になったことが、とても大きなことだったと思う。メダル獲得の夜は興奮して一睡もできなかった。こうやってたくさんの報道陣とギャラリーに迎えられるのが初めてなので、夢のような気持ちです」と、メダル獲得の大きさを語った。
また、「北京大会では自分の実力がまったく伴っていなかったと思う。ロンドン大会の頃から手応えを感じ始めて、努力を積み重ねてきた結果が銅メダルになって、これから両親に銅メダルを見せられることがうれしい。今は体をしっかりメンテナンスして、富山県で2017年4月に開催される大会に備えたい。そしてオリンピック東京大会に向けてこのメダルをきっかけに、カヌー競技の認知度が上がっていくよう頑張りたい」と抱負を述べた。
機内ではJALスタッフによるサプライズがあったそうで、「機内でお祝いに大きなケーキをいただいて、同じ便に乗り合わせた皆さんにもシャンパンが振る舞われたことがうれしかった」と笑顔で話した。羽根田選手は会見後はセントレアへの乗り継ぎ手続きを行ない、実家のある愛知県へと旅立って行った。