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リオデジャネイロオリンピック サッカー U-23日本代表がJAL便で出発

2016年7月21日 実施

 JAL(日本航空)は7月21日、サッカー U-23日本代表のブラジルキャンプ出発セレモニーを、羽田空港国際線ターミナルで開催。112番搭乗ゲート前で、「JALはサッカー U-23日本代表を応援しています」の横断幕をJALスタッフが掲げて、選手たちを送り出した。

 サッカー U-23日本代表の選手団は、7月19日に千葉県内に集合して国内合宿を実施。この日、羽田空港国際線ターミナルから経由地であるロンドン行きJL43便(羽田11時20分発)に搭乗した。このあとロンドンで海外組の久保裕也選手、南野拓実選手と合流し、大会直前の合宿地であるブラジル北東部のアラカジュへ向かう。

経由地であるロンドン・ヒースロー空港行きのJL43便(羽田11時20分発)に搭乗
羽田空港国際線ターミナル112番搭乗ゲート前で出発セレモニーが実施された

 搭乗ゲート前に集合したサッカー U-23日本代表の選手団は、横断幕を持ったJALスタッフや大勢の報道陣に囲まれるなか、機長からの花束贈呈や、「JALがんばれ!ニッポン!JET」のモデルプレーン、JALグループ社員たちが書き込んだ応援メッセージフラッグなどが手渡された。

「JALがんばれ!ニッポン!JET」は、「JALがんばれ!ニッポン!応援プロジェクト」の一環として運航されている特別塗装機。リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団を応援する目的で、「応援」をテーマに募集した写真から約1万枚を選定して、「がんばれ!ニッポン!」の文字をモザイクアートで構成している。

 手倉森誠監督は「リオオリンピックの盛り上がりは(開会式前に競技が始まる)サッカーにかかっている。ナイジェリア戦に勝ってオリンピックを盛り上げたい。帰国するときには、空港でさらに大勢の人に出迎えてもらえるようにしたい」とコメント。

 また、主将の遠藤航選手が選手を代表して「国を背負う覚悟をもって戦う。いい準備をして臨み、やるからにはしっかりメダルを取って帰ってきたい」とコメントした。セレモニー中の選手たちは笑顔も見られるリラックスした雰囲気で、報道陣や搭乗客など大勢に見送られて搭乗ゲートをあとにした。また、井手口陽介選手は渡航に向けた予防接種による発熱のため、1日遅れて別便で日本を出発する。

 このあとサッカー U-23日本代表は、ブラジルのアラカジュで直前合宿に入り、現地時間7月30日16時30分(日本時間7月31日4時30分)にU-23ブラジル代表と国際親善試合を実施。再度トレーニングを行ない、リオデジャネイロでの開会式に先駆けて、8月4日21時(日本時間8月5日10時)グループB 第1戦 ナイジェリア戦からグループリーグを開始する。

 手倉森監督もコメントしていたとおり、今回なでしこジャパンのまさかの最終予選敗退を受け、U-23日本代表に課せられている使命はこれまで以上に大きい。アジア最終予選を通じて大きく成長したU-23日本代表選手たちの活躍に期待したい。

選手団へ応援メッセージフラッグ、モデルプレーン、花束が用意された
機長から手倉森監督へ花束を贈呈
JALスタッフから遠藤航主将へ花束とモデルプレーンが贈呈された
「JALがんばれ!ニッポン!JET」(ボーイング 777-200型機)のモデルプレーンには、周囲の選手も興味深げ
「金メダルを目指してガンバレ!」など寄せ書きされたJALグループ社員による応援メッセージフラッグも手渡された
受け取った選手たちが寄せ書きの内容を見て笑顔に
選手たちはリラックスした様子で雰囲気もよかった
手倉森監督と、選手を代表して遠藤航主将がコメント
大勢の報道陣に囲まれながら、選手たちは次々に搭乗ゲートへ
搭乗ゲート内でJALスタッフが横断幕で見送った
選手団を乗せたJL43便は雨のなか、経由地のロンドンに向かって飛び立った