若林直樹のトラベルフォトギャラリー

世界遺産「アンコール・トム(バイヨン寺院)」(カンボジア)

 カンボジアのアンコール遺跡群のなかでも特に大きなアンコールトムは、12世紀の後半に建設された3km2の城である。中央にはバイヨン寺院があり宗教を中心に政治が行なわれていたと思われる。巨大な顔の彫刻から女神など美しい神々の像がある。

 この地はポルポト政権時代に永く閉ざされ、自然のまま崩壊していた。現在は多くの国の大学などが修復に携わり、昔の姿を取り戻そうとしている。近くのシェムリアップ空港へのアクセスは首都のプノンペンのほか、タイやベトナムを経由する必要があるが、治安もよくのんびりと遺跡巡りを楽しめる場所だ。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/