旅レポ
中国の絶景世界遺産・九寨溝へ。成都で四川料理や街歩き、人気No.1ホテルを巡るTrip.Bestお勧めの旅
2025年6月26日 06:00
オンライン旅行予約サイト「Trip.com」が上海で開催したグローバルカンファレンス「Envision 2025」の取材を終えたあとは、国内線で成都に移動してプレスツアーに参加してきました。
Trip.comのアプリには「Trip.Best」というランキングコンテンツがあります。ホテル、観光スポット、レストランなどカテゴリー別に用意され、例えばホテルなら、さらに「豪華」「ファミリー」「インスタ映え」などと細分化されているのが特徴。自分の旅スタイルに合わせた情報をゲットしやすくなっています。
今回のツアーでは、その「Trip.Best」にも掲載されている成都のホテルや観光スポットをいろいろ巡ってきました。
四川省の省都、成都ってどんな都市?
中国西南エリアの経済と商業の中心地・成都は四川省の省都です。肥沃な四川盆地に位置し、昔から農産物が豊富にとれたことから、天の恵みの都=天府之国という別名も。成都に2つある国際空港のうち、新しい方は「成都天府国際空港」と名付けられています。
三国時代に劉備や諸葛孔明が活躍したゆかりの地、そしてジャイアントパンダの故郷としても知られている成都。「Trip.Best」の2025年GLOBAL100でも、すべての地域において2年連続選出され、24位にランクインしている注目のデスティネーションなのです。
若者や観光客でにぎわう成都の繁華街を散策
成都の一大ショッピング&グルメエリアといわれる春熙路を散策しました。外国人はもちろん中国の国内からの旅行者も多く、観光客相手にパンダグッズ売りもたくさん! ちょっと興味を示すとグイグイ攻めてきますが、それほど高くないので、ぜひ1つくらいはお土産に。私も旅のお供のぬいぐるみを買いました♪
春熙路から少し歩いたところにある成都太古里は、古い歴史建築をモダンな商業施設に生まれ変わらせたおしゃれな高級ショッピングモール。映えスポットがあちこちにあるので、スマホ片手に自撮りしている人がたくさんいます。
Trip.Bestの「観光スポット」ランキングにも入っている「寛窄巷子(かんさくこうし)」は、清の時代の伝統的な民家の雰囲気を感じられる成都の歴史文化街区です。平行する3つの巷子(横町)沿いにはカフェやレストラン、茶館などがひしめいていて大にぎわい。食べ歩きやおみやげ探しが楽しいスポットでした。
成都川菜博物館(四川料理博物館)
成都市郊外、北西25kmほどの所にある川菜博物館は四川料理をテーマにした博物館です。ちなみに「川菜」は中国語で四川料理のこと。庭に豆板醤の壺がずら~っと並んでいたり、料理人が目の前で作ってくれた料理を味わえたり、伝統菓子作り体験もできるユニークな施設でした。
宿泊はTrip.Bestで第1位の「シャングリ・ラ ホテル成都」
成都で宿泊したのは5つ星ホテル「シャングリ・ラ ホテル成都」です。Trip.Bestでは、成都のホテル「絶景」部門で堂々の1位となっている最高級ホテル。シャワーブースとは別にバスタブがあり、落ち着いた雰囲気のお部屋は快適そのもの。種類豊富な朝食も美味しかったです。夜はにぎわう錦江のほとりのバー街を散策してみては? ディープな成都ナイトを堪能できますよ。
AIトラベルアシスタント「TripGenie(トリップジーニー)」が便利!
翻訳アプリが必須ともいえる海外旅行ですが、今回はTrip.comアプリ内にある、音声入力や画像認識、テキスト入力に対応した「TripGenie」というAIトラベルアシスタントに何度もお世話になりました。
なかでも感動したのは「メニューアシスタント」という機能。店の看板などのメニューを撮影して送信すると、現地の言語で書かれたメニュー名とその料理の特徴をAIが教えてくれるのです。Trip.Bestの成都のレストランの「ご当地の軽食」部門で1位の「甘食記(ガンシージー)」で役立ちました。
成都「現地の味」部門の1位レストラン「Ma's Kitchen」がオススメ
いろいろ食べ歩いた成都で一番美味しかったのは、Trip.Bestの「現地の味」部門で堂々1位のレストラン「Ma's Kitchen」です。辛いけれど辛過ぎず、日本人の舌に合うものばかりで、お店の雰囲気もよし。ユーザーのリアルな口コミや評価、予約数などをAIが分析して決まるというTrip.Bestですが、初めて訪れる都市や海外旅行初心者にはとっても頼りになるツールだなと感じました。
成都から高速鉄道で、2024年にできたばかりの黄龍九寨駅へ
成都の北約300kmの四川省最北端に位置する世界遺産・九寨溝(きゅうさいこう)へは、開通したばかりの高速鉄道「四川青海鉄道(川青鉄道)」で向かいました。成都東駅からの所要時間は(列車によって異なりますが)2時間10分ほど。下車したのは2024年に完成したばかりの黄竜九寨駅です。
実はこの黄竜九寨駅、標高は約3000mと富士山でいえば八合目あたり。高山病になっちゃったらどうしよう!?と心配しながら降り立ちましたが大丈夫でした。
黄竜九寨駅から1時間半ほど山道をバスに揺られてたどり着いたのは「ヒルトン九寨溝リゾート」。ここもTrip.Bestで九寨溝エリアの上位にある高級リゾートホテルです。
吸い込まれそうなブルーの湖水に圧倒! 世界自然遺産・九寨溝(きゅうさいこう)
九寨溝は標高2000m以上の自然保護区のなかにある大小100以上の湖や泉、滝などが点在する美しい峡谷です。“九つの村の谷”を意味するその名前は、峡谷沿いにチベット族の小さな集落が9つあったことに由来します。
この景勝地では澄んだ青色の湖と数々の滝を、バスを使いながら見て歩くのがメイン。環境保護のため一般車両の乗り入れや入場者数制限が実施されているので、各ホテルからツアーに参加するのが一般的です。景勝スポットに着くとバスから降りて散策、またバスに乗って次の景勝地へ、という感じでまわります。
「なぜこんなに青いの!?」と不思議に思う水の色ですが、その秘密は、砂量が少なく清浄度が高いうえに水質がキレイだということ。そして水中に沈殿した石灰分が光を反射することによって澄んだブルーに見えるのだそうです。
「地上の楽園」や「おとぎ話の世界」とも称される美景ですが、1970年代までは地元民以外には知られていないひっそりした場所だったそう。ちなみに何度も訪れているという現地ガイドさんの一番のオススメシーズンは紅葉の美しい秋とのことでした。見てみたい!
歩くのは整備された遊歩道ですが、基本トレッキングと同じような服装がオススメ。トイレは途中にありますがトイレットペーパーがないところがほとんどなのでポケットティッシュをお忘れなく!
九寨溝はジャイアントパンダの生息地でもあります。奥地の竹林に生息しているそうですが、かつては水を飲みにきた姿を見かけたことから「熊猫海」と名前が付いた湖も。ただし、これだけ人が来るようになった現代では山から下りて来ることはなさそうですね。
最後に紹介するのは、ホテルからクルマで5分ほどの場所にあるテーマパークのような施設で観たロマンスショー「九寨千古情」です。
約1時間のステージは、昔の民話的な恋物語をモチーフにしたもの、中国雑技団のようなアクロバティックなもの、そして四川大地震の救出劇をテーマにしたものの3部構成で、何がすごいってストーリーに連動した驚きの設備演出です。
天井から洪水のように水が流れ落ちるわ、人が吊られて舞うわ、座席は揺れるわで、まるで最新劇場上映システム4DXのようなのです!(いやそれ以上かも)
“朝から九寨溝を歩いて疲れているし、もしかしたら寝ちゃうかも?”と思っていたら大間違い! 飽きさせないパフォーマンスで大満足の観劇体験でした。九寨溝エリアのホテルに宿泊する人にはこの「九寨千古情」オススメです。
さて後編では、成都で訪れたジャイアントパンダ施設を紹介! かわいい姿にメロメロになってきました。




















































































