旅レポ

「Trip.Best」で行くバンコク旅。最後はセレブも愛するプーパッポンカリーの元祖やチャオプラヤ川の夜景を堪能するクルーズで大満足!

バンコクの夜は大型客船のナイトクルーズで優雅にディナーを楽しむ

 Trip.comがオススメのホテルや観光スポットを案内してくれる「Trip.Best」。最後は、現地の味を堪能できる大人気のレストランと新しいナイトマーケット、これまた大人気のナイトクルーズを紹介する。また、同社のコンテンツを強化するアジアライブストリーミングセンター開設の模様もお伝えする。

プーパッポンカリーを食べるならココしかない!

 カニとふわふわ卵が奏でる独特な味わいのプーパッポンカリー。その考案店とも言える老舗が「ソンブーン・シーフード(Somboon Seafood)」だ。1969年に創業し、今ではバンコク市内に8店舗を構える人気店として営業している。今回訪れたのはアテネホテルに近い高級ショッピングモール「セントラル・エンバシー(Central Embassy)」にあるセントラル・エンバシー店だ。

セントラル・エンバシーのなかは高級ブランドがズラリと並ぶ
レストランフロアの一画に店を構えている「ソンブーン・シーフード セントラル・エンバシー店」。カニのアイコンが分かりやすい

 タイには中華系の人が昔から多く住んでおり、タイ料理と同じく中華料理も人気のジャンルだ。豊富なシーフードをメインにタイ料理と中華料理の特徴を活かしてさまざまな料理が考案された。そのなかの1つがプーパッポンカリーで、同店のWebサイトによると、これを食べたいがためにシンガポールからプライベートジェットで飛んできたセレブもいるとか。

 実はタイのカレーのなかであんまり美味しいと感じていなかったプーパッポンカリーだが、こちらで食べたものは別物かと思うくらいご飯が進む一皿だった。旨味が素直に引き出されていて、上手に素材同士がマリアージュしている感じだ。Trip.Bestで「現地の味」ナンバーワンに輝く実績は伊達ではなかった。

皆のお目当ては看板商品のプーパッポンカリー。ほかのテーブルでもほとんどの人が頼んでいた。他店で感じた変なくさみや苦みなどがまったくなく、カレーの力で強引にまとめた感じもしない
中華なので回転テーブルに料理がのせてあり、それぞれが取り分けていくスタイル
魚の浮袋を揚げた変わり種メニュー。クニャッとした不思議な食感
エビの旨味を詰め込んだ春雨蒸し「グンオブヴンセン」もオススメの一品
トムヤムクンももちろん美味しい。タイに来てよかった~と感じる

新しいナイトマーケットでは肉タワーが名物料理

 日が落ちたあとに楽しめるアクティビティの1つが、アジアのにぎやかな雰囲気を楽しめるナイトマーケットだ。今回紹介するのは、ラーマ9世通りにオープンした「ジョッド・フェアーズ(JODD FAIRS)」。2021年11月にオープンした新しいナイトマーケットで、アクティビティの人気ベスト4としてランクインしている。

新しいナイトマーケット「ジョッド・フェアーズ」。最寄りはMRTブルーラインのラマ9世駅

 通り沿いにはフードやドリンク、ファッションや雑貨などを並べた店が軒を連ねていて、新しくできた場所であるだけに店構えはキレイだ。それ以外にイベントエリアも設けられており、ミュージシャンによる演奏なども楽しめるようになっていた。

 時間に限りがあったのでじっくりと観察できなかったのだが、ここでの名物は「レンセープ」という、ハーブたっぷりの辛いスープ(店によっては激辛)に骨付きの豚肉を投入した見た目が豪快な料理。提供している店では、「これでもか!」と言わんばかりに目の前に高く積んだ豚肉にジュワジュワ~と熱いスープをかけるパフォーマンスを披露し、道行く人の視線を集めていた。

肉塊、肉タワーとも言うべき「レンセープ」。ビニール手袋も一緒に渡されるので、手づかみで骨ごと思い切りかぶりつくのがスタイル
客寄せ用なのか入口に展示しているお店もあった
シーフードがウリのお店では氷漬けにした魚介で客にアピール

船上からバンコクのきらびやかな夜景をじっくりと堪能

 最後に紹介するのはチャオプラヤ川をクルーズしながらディナーを楽しめる「ワンダフル・パール・クルーズ(Wonderful Pearl Cruise)」だ。船着き場があるショッピングモール「リバーシティ・バンコク(River City Bangkok)」から乗船する。

船着き場のある「リバーシティ・バンコク」は、画廊や骨董品屋、オークション会場などがあるアートセンター
かなり大きいワンダフル・パール号
乗船定員は500名と書かれている!

 ワンダフル・パール号は19時30分に出発し、2時間かけてチャオプラヤ川を行き来する。客船のなかは3層くらいに分けられているほど広く、エスカレーターまである豪華さだ。座席は指定で、眺めの一番よいデッキ席から埋まっていくようだ。それぞれのフロアにはステージも用意されており、ミュージシャンや伝統衣装をまとったダンサーがクルーズを盛り上げてくれる。

デッキ席は見晴らし最高だが、もちろん空調はない。船内は別世界のように涼しいので好みが分かれそう
食事はビュッフェスタイルになっている

 このクルーズの一番の“ウリ”は両岸に広がる美しい夜景だ。バンコク市内を流れるチャオプラヤ川沿岸には王宮をはじめ、ワット・アルンやワット・ポーといった壮麗な歴史的建築物に加え、高級ショッピングモールのアイコン・サイアム、5つ星のラグジュアリーホテルなどが建っているので、船上から眩いネオンやライトアップされた美しいフォルムを堪能できる。昼間とはまた違う街の姿は見ていて飽きないばかりか、船上からの景色は新しい発見もあるのでオススメだ。

真ん中あたりに見えるのがアイコンサイアム。巨大で豪華なショッピングモールだ
夜も美しい王宮。船上からだと建物の全景が分かる
昼間に見るのとはまたひと味違うワット・アルン(暁の寺)
要所要所で停船してくれるので、すかさず撮影大会が始まる

 今回はTrip.Bestがオススメするスポットを巡ってみて、「さすがはランキングに入る名所だ」と納得の体験できた。ホテルではタイの文化に触れ、レストランでは地元食材の美味しさを知り、クルーズではバンコクの美しさを目に焼き付けることができた。行き先の選定の一助として、Trip.Bestは大いに役立つことだろう。

バンコクオフィスにライブ配信施設が誕生!

 今回のプレスツアーでは、同社のバンコクオフィスに新しく開設する「アジアライブストリーミングセンター」もお披露目された。お得な情報やタイ観光の魅力を毎日ライブ配信することで、さらなる需要を喚起する狙いだ。スタート時はタイ語で配信し、その後は英語で海外の視聴者に伝えるとしている。コンテンツはTrip.Bestに掲載されている高品質な商品にスポットを当てて紹介する予定だ。

新しく開設されたアジアライブストリーミングセンター
タイのインフルエンサーを招いて今後の取り組みを説明
野村シンヤ

IT系出版社で雑誌や書籍編集に携わった後、現在はフリーのライター・エディターとして活動中。PCやスマートフォン、デジタルカメラを中心に雑誌やWeb媒体での執筆や編集を行なっている。気ままにバイク旅をしたいなと思う今日この頃。