旅レポ
最新シンガポール旅! ウソでしょ……麺が立ってる? それにアクティビティ無料ってどういうこと!?
2023年4月25日 06:00
シンガポール観光の定番をしっかり押さえたあとは、最新のトレンドも知っておきたいところ。おしゃれカフェから絶品カヤトーストはもちろん、お得なアクティビティなどもチェック。
2泊3日の短期滞在で楽しめるとよく言われるシンガポールですが、プラス2日して4泊5日にすれば、さらにディープなシンガポールのスポットを巡れます! 弾丸旅だけじゃなく、ちょっと長めの滞在で“もっとシンガポールが好きになる”そんな場所を厳選。朝活から夜活まで、タイムテーブルスタイルでお届けします。
【7:00~8:30】朝活しようぜ! ベイエリアまで川沿い散歩&カヤトーストの老舗で食べ比べ
海外旅行の朝活ってかなり大事。1日の始まりはしっかりと運動して朝ごはんを美味しく食べたいですよね。「昨日の疲れが……」なんて状態でも意外と少し動けば体は覚醒してくれるもの。
シンガポールの朝活にぴったりなのが「シンガポール・リバーウォーク」。シンガポール川沿いに設置された遊歩道は、ランナーも多く朝イチでも安心。シンガポールに繁栄をもたらしたエリアで歴史を感じれば、きっと素敵な1日がスタートできるはず。そのまま「マーライオン・パーク」で朝日を浴びるマーライオン像にごあいさつしに行くのもいいですよ。
軽く運動したあとは、炭火焼きのカヤトーストを目指して「ヤクンカヤトースト」へ、もうひと走り。実は宿泊ホテルから徒歩約1分の場所だったので、そのまま朝8時過ぎにスムーズに入店。「カヤトーストwithバター」(2.6シンガポールドル)をオーダーしました。
炭火でカリッと焼いた薄切りパンにカヤジャムとバターがたっぷり! サクサク&アツアツのうちに召し上がれ。ほとんどの人がコピ(コンデンスミルクたっぷりのコーヒー)と卵付きの「カヤトーストwithバターセット」(5.6Sドル)を頼んでいました。
元祖な炭焼きカヤトーストのお次は、食べ比べのためカトンの「真美珍」へ。MRTやバスで行くのもよいですが「Grab」を使ってサクッと向かうのがベスト。鮮やかなパステルブルーのお店が見えたら到着です。
こちらはオリジナルの丸いパンを使った「カヤトースト」がポイント。本日2回目の朝ごはんは、伝統の卵付きにトライすべく「カヤトーストセット」(5.2Sドル)を注文。半熟卵にソイソースを入れまぜまぜ。カヤトーストにたっぷり付けてパクリ。甘じょっぱさがクセになる美味しさ! 毎日食べても飽きない優しさがそこにありました。ちなみに、カトンまで来たならばぜひプラナカン文化の色濃く残る同エリアの散策も忘れずに!
別日に訪れたイギリス軍官舎エリアことデンプシー・ヒルの「Tiong Bahru Bakery-Safari」もご紹介。こちらフレンチスタイルのブレッドが絶品と評判のお店。「シンガポール植物園」からもすぐなので、前回ご紹介した「国立蘭園」で美を堪能したあとに訪れることもできます。
サファリスタイルのテントの下で味わう本格ブレッドとドリンクは、1日のスタートにぴったり。ぜひ家族や仲間とワイワイテーブルを囲んで、1日にスケジュールを相談しながら素敵な時間を過ごしてみて。
【9:00~12:00】デンプシー・ヒル周辺でスイーツ三昧、撮ったりオリジナルオーダーと大忙し
前述のデンプシー・ヒル周辺まで朝食に足を伸ばしたなら、そのまま緑豊かなエリアを満喫するのがベスト。知る人ぞ知るおしゃれエリアとしてと話題沸騰中の同地区にはイギリス軍官舎をリノベーションしたり、土地を有効利用した施設が多いんです。
まずは、「Museum of Ice Cream Singapore」(平日36Sドル、週末42Sドル)。こちらはファミリーや学生さん向け。映えを意識したコンテンツが盛りだくさんで、映え壁などフォトスポットが中心です。
もちろん“アイスクリーム”の名のとおり、館内ではミニサイズのアイスクリームが食べ放題。アイスを食べる自分の姿を撮ったりもOK。「ピンクバニラ」「アップルパイ」だけでなくビーガン向けの「パンダン」など各エリアごとにフレーバーが異なるのでお気に入りを探すのも楽しいですよ。
続いてはミュージアムから徒歩約3分の「デンプシー・ヒル」内のチョコレートショップ「Mr. Bucket Chocolaterie」へ。アジア各地から取り寄せたカカオを使ったBean to Barチョコレートが購入できます。
最大のポイントは、「Build Your Own Chocolate」(21.9Sドル)がオーダーできること。48%のミルクチョコまたは72%のダークチョコをチョイス。なかに入れるナッツやドライフルーツを組み合わせ、仕上げのトッピングまで自分の食べたいバーが作れるんです。
ちなみに、テイスティング体験ができる「Bean-to-Bar Journey」(18Sドル)もぜひ。カカオニブから、カカオドリンクにバー。そして店頭で販売するボンボンやサブレになるまでの過程を、美味しく学ぶことができますよ。
【12:00~14:00】空で出会うアルゼンチン料理&素材が日本?なひとひねりスイーツ
オリジナルチョコレートを受け取ったら、「デンプシー・ヒル」からクルマで約7分のシンガポールの商業中心エリア「オーチャード・ロード」へ。目指すは「アイオン・オーチャード」のアルゼンチンレストラン「1-ATICO:FIRE」です。
中華やマレー料理にプラナカンとさまざまな料理を滞在中味わったのですが、あえてここでアルゼンチン料理をチョイス。リンゴやアーモンドの薪を使ったパリラ(BBQ)スタイルをはじめアルゼンチンならではの火使いで仕上げた料理は、まさに最高の味。盛り付けの美しさと空からの眺めもラグジュアリー感をアップ。
同じ「アイオン・オーチャード」内の話題のカフェ「Le Matin Patisserie」もご紹介。お買い物のブレイク使いにぴったり。シェフのシグネーチャーベイク「クイニーアマン」(7.5Sドル)は独特のビジュアル。
ケーキ類も見た目がそのまま桃な「Korean White Peach」(16Sドル)、昆布や生姜とホワイトチョコを使った「Kombu Tart」(9Sドル)、日本酒の酒粕の香りがふわっなムースケーキ「Sake Lees Choux Bun」(14Sドル)など、ひねりのあるラインアップが特徴なんです。
【14:00~17:00】無料でお得! 「シンガポール・リワード」でシンガポールの知らなかったに出会ってみよう
「シンガポールへ行くぞ!」とチケットを取ったら、ぜひ利用したいのが無料の「シンガポール・リワード」。アウトドア系からハンドメイドに、文化的なアクティビティまで幅広く用意。しかもシンガポール観光局が観光促進のために行なう施策のため、満足度はお墨付きなんです。
参加対象は以下の3つの条件に当てはまる旅行者。「短期滞在者であること」「空路で到着すること」「特典を初めて利用すること」。旅行者1名につき1特典をチョイスして事前予約。滞在中に指定された日時に向かえばOK。
今回選んだ「Pleated Bag Making Workshop」はお店でオリジナルのミニショルダーが作れるアクティビティ。ショップに併設した工房で生地の色や紐、サイドのストッパーをアレンジ、ウェーブやアイビー、ゲートの3種類から柄を選び高温スチームを使って布に定着させていきます。
1時間で仕上げるので素早く作業しながらも、色選びなどで大盛り上がり! まったくかぶることなく個性のある作品ができあがり全員が大満足。
続いて今回は特別に「Local Tea Ceremony Experience」も見学。約1時間の中国茶のお教室で作法やお茶の入れ方から試飲と、午後のティーブレイクに入れたいアクティビティです。場所もチャイナタウンの「マックスウェル・フードセンター」から徒歩約2分と、アクセスしやすいですよ。
なお、茶葉蛋にバムが2種類にお茶を数杯いただく軽めのアフヌンといったところ、かなりお腹を空かせた状態で向かうのがベストです。
【17:00~20:00】エンタメ系から創作系まで。大満足間違いなしのシンガポール中華を体験!
人種のるつぼなシンガポール。そのなかでも多くを占めるのが中華系。となれば、中華料理のバラエティもおのずと増えてくるもの。レストランも試行錯誤して、新たなジャンルを開拓中なんです。
エンタメ系中華として話題なのが「THE DRAGON CHAMBER」。一見普通のレストランですが、予約をしておくと……突然ビール冷蔵庫の隠し扉が開き奥に通されるんです。
提供される料理はどれも想像以上のビジュアル。麺がオブジェのように立っていたり、パイナップルが炎で囲まれているなど、現代アートのよう。
創作系四川料理をお探しなら「BIRDS OF A FEATHER」はどうでしょう。中国・成都の料理を中心にしたメニューが味わえます。しかもバーやレストランが集まる話題のエリア「アモイ・ストリート」にあり、MRT「テロック・エア」駅からもすぐと好アクセス。
目に美しいキャビア入りの前菜に、トリュフが載ったガーリックライス、さらに四川料理の影響も色濃く出た激辛チキンポップコーンまでバラエティ豊かなメニューが自慢。繊細だったりダイナミックだったりプレートが運ばれてくるたびに楽しいんです。
【20:00~22:00】シンガポールの夜はまだまだこれから! 初心者でも楽しめるお勧めバー3選
旅行先でのバーって訪れたことありますか? 日中観光で疲れてそのままホテルへ帰ったり、なかなか気合を入れないと行けないもの。とはいえ、やっぱり現地のバーは気になるし、一度は行っておきたいもの。しかもシンガポールはアジアのベストバーが集まるバー天国。ということで今回はお酒をたしなむ頼れる先輩方と足を運んでみることにしました。
最初に訪れたのは、エンタメ感もプラスした「MAMA DIAM」。1980年~1990年代のシンガポールならではの小売店をイメージし、ノスタルジックな雰囲気がたっぷり。当時のいかにもな短パンTシャツ衣装のスタッフに案内されて進むと、お店の本棚の裏に隠し扉が!
奥のバーでは、ひねりのきいた1杯が飲めると話題。例えば、「Chai Tarik Brew」(18Sドル)は、コンデンスミルク缶入りのカクテル。その昔ビニール袋入りのコピ(コーヒー)が飲み終わるまで置けないため、代わりに缶に入れて紐で吊るして持ち歩いていたことに由来するんだとか。まさにオールドスクールシンガポールな1杯ですよね。
続いては、地元食材をふんだんに使い前衛的なカクテルを提供する「NATIVE」へ。2階はバー、3階は発酵中の瓶詰め素材がずらりと並ぶメニュー開発用のラボとなっています。
ビジュアルが斬新なカクテルも多く、食べれるアリが載った「ANTS」(28Sドル)や紫色のゼリーが不思議な「PERANAKAN」(26Sドル)に、ココナッツ丸ごとな「TREE OF LIFE」(26Sドル)なども。1階にはレストランも併設するので、そちらでディナー、そのまま上がってバータイムなんて使い方も。
ラストは「アジアのベストバー50」に選出、2020年に見事1位に輝いた「JIGGER & PONY」へ。こちら喧騒のなかにも静けさがある不思議な空間が広がり、まさに理想のバーと言える環境。多国籍なスタッフもフレンドリーで日本語OKのスタッフがサーブしてくれる心遣いも。
初心者向けにお勧めカクテルをさりげなくレコメンドしてくれるなど、居心地のよさがたまりません。「また来たい」と思わせてくれるおもてなしがありました。
【番外編】お土産はどこで買う? やっぱりオーチャードと空港でしょ
シンガポールの美味しいを食べ&飲み尽くし、定番から最新スポットまで巡り歩いた今回の旅。あまりにも満腹で、お土産探しを忘れていました。
ということで100以上の最新のシンガポールブランドが揃うと評判のオーチャード・ロードのセレクトショップ「DESIGN ORCHARD」へ行ってみました。店内はまさにローカルブランドた盛りだくさん。しかもおしゃれなので、時間を忘れてお土産選びに没頭してしまうほど!
そして、チャンギ国際空港の出発直前に購入したいならターミナル3の老舗「BENGAWAN SOLO」の缶入りのクッキーがお勧め。ニョニャ・クエも豊富なので、「もう一度食べたい」や「食べておけばよかった」など食への心残りを解消するにももってこいです。
ターミナル内へと入ったら「TWG」でシンガポール柄の缶入り紅茶はもちろん、話題のコーヒーショップ「BACHA COFFEE」へ。「BACHA COFFEE」は日本未上陸なので、お土産に渡したら、会話の種になること間違いなしです。