旅レポ
眺望自慢のビーチリゾート「シェラトン・ワイキキ」泊まってみた。全室リノベでさらに快適&便利に
写真たくさんで魅力を紹介
2022年5月30日 07:00
マリオット・インターナショナルが運営する「シェラトン・ワイキキ」(2255 Kalakaua Ave, Honolulu, HI)は、オアフ島のなかでも客室数トップクラスを誇る全1636室を有している。場所はワイキキビーチ沿いの好立地にあり、日本語対応も手厚いことから日本人に大人気のホテルだ。新型コロナウイルスが流行する前は、宿泊客の7割を日本人が占めていたこともあったという。
1971年の開業から半世紀ほど経つが、2020年に大規模改装を完了し、客室の内装を一新。白を基調としたインテリアにはところどころブルーが入っており、海を感じさせる空間に様変わりした。部屋によってはベッドルームの壁一面に大海原を連想させるアートが飾られており、リゾート気分を盛り上げてくれる。初めて訪れる宿泊客はもちろんのこと、リピーターにも魅力を感じさせる仕上がりだ。
ベーシックな海側の客室「オーシャン・フロント」
シェラトン・ワイキキは、ニーズに応じた客室バリエーションの豊富さが魅力だが、今回はそのなかでも海側に面した客室を5つ紹介していこう。
まず最初は、ワイキキビーチが目の前に広がる「オーシャン・フロント」。室内にはダブルベッドが2台もしくはキングベッドが1台備わっており、デスクや冷蔵庫、セーフティボックス、大型液晶テレビなど、必要なものが揃っている。そして、ラナイ(バルコニー)も付いているので、贅沢なリゾート気分を味わえる。バスルームはトイレと浴室が一体になったタイプだが、深い浴槽はたっぷりとお湯を張ることができるので、日本人には非常にありがたい。また、全客室のトイレにTOTOのウォシュレットが導入されている点も素晴らしい。
角部屋ならではの広さを満喫できる「オハナ・スイート」
次に紹介するのは、各フロアの角に位置する「オハナ・スイート」だ。約100m2と広々していて、リビングのほかにベッドルームが2つあるのが特徴だ。ベッドルームにはダブルベッド2台の部屋と、キングベッド1台の部屋があり、それぞれにラナイが備わっている。また、スイートカテゴリーなので、30階にある「レアヒ・クラブ・ラウンジ」を利用することもできる。ラウンジでは高層階からの景色を眺めながら朝食や軽食を楽しめる。
広いリビングが自慢の「カイ・オーシャン・スイート」
オハナ・スイートと同じくゆとりがあって、広々としたリビングに加えてベッドルームが1室備わるのが「カイ・オーシャン・スイート」。リビングにはソファ、アームチェア、ダイニングテーブル、収納式のソファベッドなどが置かれ、自宅のようにくつろげるのが特徴。ラナイからは抜群の眺めを楽しむことができ、スイートの特権であるレアヒ・クラブ・ラウンジも利用できる。
女子旅に便利な「ラージ・ラグジュアリー」
「ラージ・ラグジュアリー」にはダブルベッドが3台備えてあり、3人の女子旅にもちょうどいい部屋だ。ダイアモンドヘッド側にあるので眺めは抜群。そのうえ隣接している「デラックス・オーシャンフロント」とはコネクティングルームとして使用することができ、2世代ファミリーでの宿泊にも向いている。
眺望抜群で人気の「デラックス・オーシャン・フロント」
シェラトン・ワイキキのダイアモンドヘッド側で、中層階~高層階の海側に面しているのが「デラックス・オーシャン・フロント」。筆者が宿泊したのもこちらの部屋だ。ラナイに出ると、「これぞハワイ!」という景色がバーンと目に飛び込んでくるので、それだけでも選ぶ価値がある。バスルームは、トイレと浴槽が一体になったコンパクトな仕様だが、お湯は張れるしウォシュレットは快適なのでまったく不満はない。ほかにもデスク脇にある充電機能が優れモノだと感心した。最近ではコンセントとUSB Type-Aを装備しているホテルも珍しくないが、ここにはUSB Type-Cまで備わっていたので驚かされた。
今回は新装された客室を中心に紹介してきたが、このほかウォータースライダーがファミリー層に人気の「ヘルモア・プレイグラウンド」や、16歳以上を対象にした大人向け「インフィニティ・エッジ・プール」なども、シェラトン・ワイキキの魅力を味わえる施設だ。
コロナ禍による制限はまだ残りつつも、ハワイへの渡航は以前より格段にハードルが下がっており、“いよいよ時期がやってきた”と期待する声も少なくないだろう。それと同じように、シェラトン・ワイキキのスタッフも日本からの旅行客を、今か今かと心待ちにしているそうだ。最高のロケーションとあたたかなホスピタリティを求め、夏休みや年末年始に出かけてみてはいかがだろうか。