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国土交通省、大規模高速バスターミナル「バスタ新宿」オープン記念イベントを3月27日開催
4月4日開業前に施設内を一般公開。愛称命名者への表彰式や物産展も
(2016/3/28 13:49)
- 2016年3月27日 開催
- 2016年4月4日 開業
国土交通省関東地方整備局東京国道事務所は、4月4日に新宿駅南口にオープンする国内最大規模の高速バスターミナル「バスタ新宿」の開業を記念したイベントを開催。施設の愛称命名者の表彰式や「道の駅」のPRとして物産展、各社高速バスの展示・内覧も行なわれたので、その模様をレポートする。
一般公募で決定した愛称「バスタ新宿」
国内有数の繁華街で外国人旅行者の訪問先1位の街でもある新宿は、都内有数の高速バス発着拠点であるが、高速バス乗降場は駅周辺19カ所に散在し、乗り換えなどの利便性はよくなかった。そこで、新宿駅に直結した高速バス乗降場とタクシー乗降場を併設したターミナルとしてバスタ新宿が誕生することになった。
概要については弊誌記事も参照していただきたいが、誰からも親しみを感じてもらいたい意向から、正式名称である「新宿南口交通ターミナル」とは別に、2015年10月28日~11月23日に一般公募による「愛称命名コンテスト」が行なわれた。1733作品の応募を受け、11名が提案した「バスタ新宿」に愛称が決定した。
国土交通省 東京国道事務所 所長である西川昌宏氏はイベント冒頭で「19のバス乗り場を1カ所に集約するために長年に渡る工事をしてきたので、なにをやっているのだろうと思われた方も多いだろう。ターミナルの工事だけでおおよそ10年くらい、甲州街道である国道20号の改修工事も含めると20年近くかかったが、ようやく見ていただけるようになった」と挨拶。コンテスト実施の意図については「19もの乗り場を1カ所にするのだから、分かりやすくて覚えやすい名前を考えなくてはいけないと考えていた。いだいた1733のアイデアのなかから、ターミナルの機能が誰にでも伝わりやすく、皆さまに愛着を持って使っていただける名前としてバスタ新宿を選定した。たいへんよい名前を付けていただいたと、応募者の皆さまに感謝している」と述べた。文化放送アナウンサーの加納有沙さんが司会を務める表彰式が行なわれ、命名者11名のうち8名が出席、賞状と記念品の盾が贈呈された。
ちなみに、応募者の代表的な命名理由は「誰にでも覚えやすく、なるべく短く、かつ明るいネーミング。直感的にバスターミナルを理解できる」「バスがスター(星)のように各地に放射する」「Bus&Taxicab Terminalの略」などであった。
各地の「道の駅」が集合した物産展
バスタ新宿は高速バス乗降場が集約された交通の結節点であり、地方都市と東京とをつなぐ役割も担う。そこで、地方創生を担う「道の駅」がイベント会場に出店し、宣伝や観光PR、物販を行なっていた。