ボーカリスト琴音の音楽旅
春の淡路島旅行へ! 絶品グルメに肉も魚介も大満喫、神話の世界へトリップ
2025年3月29日 08:00
暖かくなってきてどこか遠出したくなる季節になりました。最近、我が家はクルマを買い換え、真っ赤なクルマから軽のハイトワゴンに変わりました。
少し仮眠できるクルマなら、遠出したとしても身体を休められるし愛車で地方に行けたら一番いいなぁと。ということで、新しいクルマで東京から淡路島へ行ってきました!
都内から休憩をとりつつクルマで淡路島へ、朝の到着で日の出が見られました
夜に東京を出発し、夫と2人で仮眠を取りつつ交代で運転していく計画です。結局、京都まで夫が運転してくれて私はそこからバトンタッチ。休憩しながら、淡路島へ朝6時くらいに到着。とりあえず、淡路島SAへ寄って食い意地の張ってる私は朝ごはんが食べたくてレストランへ。
淡路牛メンチカツカレー、夫は淡路玉ねぎカレーそばを注文。海を見ながらジューシーなメンチカツはお肉が香ばしくてめちゃくちゃ美味しい! 夫の玉ねぎも横取りして、とろとろ甘々な玉ねぎ、目玉が飛び出るほど美味しくて驚きました。
そんなこんな食事を楽しんでいると、海から朝日が昇ってきて、神秘的な景色に長時間移動の疲労も吹っ飛びます。イザナギ・イザナミの国生み伝説の残る淡路島、到着から縁起のよいスタートが切れました。
伊弉諾神宮を参拝、ランチには絶品の淡路牛バーガーを
到着して少し仮眠を取り、伊弉諾(イザナギ)神宮を参拝しに行きました。イザナギ・イザナミの国生みから最初にできた島が淡路島と言われていますがその2柱を祀っているのが伊弉諾神宮です。
朝の参拝で空気が澄んでいて気持ちいい! お参りして少しお散歩したら、ランチに淡路島バーガーを食べに行こうと夫が見つけてくれたのが「あっくんバーガー」。移住したお2人でやっているハンバーガー屋さんだそうで、快活な接客が心地よかったです。
店内も子供連れでもリラックスできるクッションフロア席、おもちゃも常備。家族でもカップルでも、友達とどんな人でも楽しめる雰囲気作りが素敵でした。土日限定メニューの「淡路島贅沢バーガー」「淡路島贅沢チーズバーガー」を注文。肉汁たっぷりのパティに、マヨネーズがめちゃくちゃ美味しいです。淡路の玉ねぎの甘さにサッパリしたソース、濃過ぎない優しい味付けが野菜の味を引き立てます。
セットのコーヒーも私好みの酸味少なめのコクのあるお味。ポテトもカリカリで最高! リラックスしつつ美味しいハンバーガーを食べて、すぐ近くにある「たこせんべいの里」に行きました。
工場直売で飲み物のサービスや試食もあり、たくさんのクルマと人で混み合っていました。私たちはこのあと「沼島(ぬしま)」という離島に行くつもりで、船の時間に間に合うかギリギリなのもあり、サクっと気になるおせんべいだけ買って車内で移動中に食べることに。
いろんな味があったので、たくさんの種類を楽しめる「いろいろ」と「たこぶつ」を購入しました。移動中に食べてみたらこれがカリカリでめちゃくちゃ美味しい。今まで食べてきたたこせんべいと全然違う!! 美味し過ぎて手が止まらなくなります。
どの味も美味し過ぎて、ハズレが1個もない。こういうとき、どれか1つくらいはイマイチなのがあるものなのに……。おそるべし、たこせんべいの里。
淡路島から離島の「沼島」へ、のんびりした空気の流れる神秘的な島でした
淡路島の土生港から船に乗り離島「沼島」へ。国生みの最初にできたのがこの島、という説もありこちらにある「おのころ神社」に行ってみたいという夫のリクエストで行くことにしました。
船の旅も楽しく、島に到着したらなんだか流れる空気がのんびりしていて不思議な感覚に。まずはかわいいカフェ「吉甚バッタリ・カフェ」を発見したのでお茶をすることにきました。
島唯一のカフェだそうで、メニューも神話にちなんだものや軽食もしっかり。少し暑いくらいのお天気でだったので、冷たいピンクグレープフルーツジュースにフローズンヨーグルトの「イザナミフロート」と、甘酒にフローズンヨーグルト、おろし生姜の乗った「おのころフロート」を注文しました。汗ばんだ体にアイスと冷たい飲み物がしみる~~。
準備万端にしておのころ神社を目指しました。軽い気持ちで歩き始めましたが、これが意外や意外軽い登山のような道のりになりまして。きれいな階段、というわけではないのでスニーカー推奨です。森のなかを歩いていて、マイナスイオンが気持ちよく神聖な気持ちになります。
心地よく汗をかいたところで本殿をお参り。ここからさらに「上立神岩」を目指して島内を散策。クルマが通れる道も少なく、週に一度しかガソリンの販売もないため島民は徒歩、自転車、もしくはバイクで移動の方がほとんどだとか。タクシーやバスはないので、徒歩で動ける方じゃないと沼島観光は少し厳しいかもしれません。
軽い気持ちで上立神岩を目指しましたが、これもまた軽い登山のように坂道を登っていきます。もっと近いかと思ったら、意外と距離がありましたね……。よい運動になる!と思って登って、海が見えて絶景に出会えました。そこから上立神岩を見に行き、真ん中がハートになっていてつくづく夫婦円満の島だなぁと。
のんびりと夫と語っていたらあっという間に時間が過ぎてしまい、船の時間に間に合うように港に戻りました。
淡路島の名物だらけの晩餐、食後は大浜竹灯籠ライトアップで大はしゃぎ
沼島から淡路島に戻り、日帰り温泉で汗を流したら夕ご飯! 今回は「海鮮炉端うの」で海鮮も淡路牛も楽しむことにしました。最初に来た「淡路牛ローストビーフとしらすのサラダ」で度肝を抜かれ、「本日のお刺身盛り合わせ」の分厚さ、すごかったです!
「名物ポテトサラダ」は、半熟卵とカリカリ食材のコントラストが昇天レベル、「徳島県産れんこん」「淡路牛イチボ炙り」「甘鯛の塩焼き」など炉端焼きのメニューも美味しく、締めは「淡路島産玉ねぎキムチ」「ごはん味噌汁セット」「焼きおにぎり(醤油バター)」で最後まで大満足で食事を楽しみました。
そこから「淡路花みどりフェア2025」の洲本会場、大浜竹灯籠ライトアップ&ナイトアスレチックを見に行きました。
幻想的過ぎて、これがまさか竹だなんてという驚き。夜の海でブランコをこぐというロマンチックなようで兄弟のようにはしゃいで1日目の夜は終了しました。
朝カフェは洲本城跡の天守閣にて! 絶景から絶品海鮮に舌鼓
ゆっくり起きた朝は朝ご飯にもランチにも中途半端な時間だったので、コーヒーを飲みにカフェに行くことに。洲本城跡、天守閣近くの「046カフェ」はこれで「おしろカフェ」と読むそうな。さすが関西、シャレが効いています。
小腹が空いていたので「シフォンケーキ(鳴門オレンジ)」と「カヌレ」を購入。このカヌレが私のNo.1カヌレかも!というくらい美味しい!! シフォンケーキもふわふわなのにしっとり。オレンジも主張が優しく「日本」らしいオレンジで爽やかな酸味が海の景色とピッタリ。絶景を見ながら最高の朝コーヒーになりました。
洲本城跡から鳴門海峡の「うずしお」を見に行きたくてうずしおクルーズに乗船するため、海沿いをクルマで走っていたら「新島水産 本店」を発見。ランチは海鮮にしたかったので、こりゃあ入るしかないっ!と入ってみたらこれが大当たり!
飲み物は淡路島らしい「アイラブネ」「淡路島藻塩レモンスカッシュ」を注文。アワビ、牡蠣、サザエに白ご飯、お味噌汁が付く海鮮コースにして、単品でいろいろ追加することにしました。「ふぐの唐揚げ」「淡路玉ねぎの天ぷら」「たこ串」を注文し、食べるたびに悶絶して天に召されそうになります。
そして、本当に新島水産はリーズナブル! これ東京で食べたらいくらなんだろう……と怖くなるほど。満腹になり、うずしおクルーズを目指します。
うずしお目撃! 天気のいい日のクルーズを楽しみつつ、自然の素晴らしさに感動
今回は日本丸に乗船してのうずしおクルーズ、時間帯によってうずしお発生の確率が違うためWebサイトでも見やすい時間帯を案内してくれています。乗ってみたら客席も広々、お座敷もあってトイレもあり至れり尽くせりなので天気のよい日のクルーズだけでも乗る価値あり!
この日は波がそんなに高くなかったのですが、しっかりうずしおを見つけられました。うずしおなんて本当にあるの? 見てみたい!と子供のころから思ってやってきましたが、本当にあった! 自然の力ってすごいです。爽やかな陽気のなか、空も海も感じられるクルーズで大満足となりました。
自然を満喫したら次はお腹を満たす時間! ジェラート、練り物、お好み焼きと淡路島を食い尽くす
船に乗って風を感じていたら、何もしていないけど小腹が空いてきまして……。近くにあった「練物屋 福良店」で期間限定の希少な「サクラマスナゲット」と、「淡路島玉ねぎコロッケ」を注文。
ナゲットと言いつつも、練物屋なだけあって確かに練物! 揚げ直して熱々を食べられるのも最高、付いていた鳴門オレンジ入りタルタルソースもオレンジの風味がたまらないです。さっぱり×こってりの無限ループ、どこまでも食べていたくなってしまいます。
淡路島玉ねぎコロッケはサクッふわっの食感が楽しく、コショウが効いていてこのスパイシーさと玉ねぎの甘さが絶妙なバランスで引き立てあっていました。
そして、油っこいものを食べたらサッパリとアイスだよね!と、この並びにあった「G.ELM」に入店。紫芋アイスと青切りみかんシャーベットを注文しました。お腹が冷えないよう、ホットコーヒーもね。
紫芋アイスの濃厚ミルキーさに速攻でノックアウトされ、青切りみかんシャーベットはサッパリだけどノド越しがなめらかでスルスルと食べられちゃいます。アイス大好きな私なのでお代わりいけちゃうかも!!と思いましたが、夕飯もあるしガマンガマン。
甘い物欲を満たし、最後の晩餐はお好み焼きを食べようと「キャベツバタケ」というお店に行ってみました。広島にも近いし大阪にも近い淡路島のお好み焼きがどういうスタンスなのかずっと気になっていたんですよね。
ネットで検索して行ったのですが、地元の人の集まるアットホームなお店でスジ入りネギ焼き、モダン焼きミックス、お持ち帰りでぶたお好み焼きを注文しました。
まずはスジ入りネギ焼きから、さっぱり醤油ソースと大量の青ネギがネギの辛味とふわふわ生地と三位一体になってお口のなかでコラボレーション。何でこんなに生地がふわふわなのか!? そして、お次のモダン焼きは麺がモッチモチで具と生地、麺のバランスがすごくちょうどいい。
運転もあるので、とりあえずここでお店で食べるのは終わりにして道中食べようとお好み焼きもテイクアウトで注文。帰り道で食べましたが、冷めてもふわふわ生地は変わらずで絶品でした。美味しく栄養補給して、夫と2人交代で運転して無事東京へ。
クルマでの長距離移動は福井への帰省しかしたことがありませんでしたが、新しいクルマだと体を休められるのでいろんなところへ行けそうです。
来月も新しいクルマで旅行に出かけるつもりなので、これまた楽しみ! 新しいオモチャを手に入れた子供のような気持ちで、旅のプランを考えるのが楽しくなりました。
淡路島は肉も魚介も美味しく、こんなにバランスのよい食べ物の土地ある?と私と同じくいろんな土地を旅している夫も言うくらい何でも美味しかったです。
暖かくなった春、淡路島散策にめちゃくちゃオススメの季節です。神話の世界、グルメ、自然、どれをとっても最高でした。