ニュース

京都の老舗ロースター「小川珈琲」無印良品の宿に新店オープン。おばんざい×食パンが斬新な限定モーニングを食べてきた

2026年5月20日 開業
宿泊者限定モーニングのほか、通常ドリンク・カフェ・ランチメニューも紹介

 5月20日に開業する無印良品の宿「MUJI BASE KYOTO kiyomizu」(京都府京都市東山区清水4-171)。その1階に、京都・老舗ロースターの新たな拠点となる「小川珈琲 清水店」がオープンする。

 本店舗では「100年先も続く店」という堺町錦店の想いを受け継ぎ、地球環境に配慮したエシカルコーヒー「GRANCA」をネルドリップで提供。さらに、京都産小麦のトーストをはじめ、地元食材をふんだんに使った宿泊者限定の特別なモーニングも用意している。

 この記事では、先行内覧会で味わった絶品朝食の実食レポートのほか、カフェのこだわり、清水散策の拠点として一般客も注文できるドリンク・フードメニューを紹介しよう。

閉店後は「MUJI BASE KYOTO kiyomizu」宿泊者専用ラウンジになる(写真提供:小川珈琲)

ミニマルな空間で厳選されたエシカルコーヒーを提供

 小川珈琲は、京都で1952年に創業した老舗ロースター。豆の選定から焙煎、抽出まで一貫した品質管理を行ない、京都、滋賀、東京、アメリカ・ボストンで全13店舗を展開している。

 清水店の出店は、コンセプトとして「地域で暮らしと文化を体験する滞在拠点」を掲げるMUJI BASE側からのオファーがきっかけとのこと。内装設計は、堺町錦店と同様にSMALLCLONE代表の佐々木一也氏が手がけ、余計な装飾を削ぎ落としたミニマルな空間が広がっている。

座席数は全16席

 提供するコーヒー豆は、地球環境や生産者に配慮したエシカルコーヒー「GRANCA」に限定。ダークやミディアムのブレンドからシングルオリジンまで、厳選した計8種類を取りそろえている。

 抽出方法にもこだわり、コーヒー本来の個性を引き出しつつ、昔ながらの喫茶店のような濃くてマイルドな味わいが楽しめる「ネルドリップ」抽出を採用。これからの季節は、ハウスブレンド「ミディアム」を使用したすっきりとした飲み口の「エスプレッソトニック」もお勧めだという。

ネルドリップ抽出により、濃くてマイルドな味わいに
ドリンクメニュー(店内利用の場合、テイクアウトメニューは記事末尾に掲載)
コーヒー豆やドリップコーヒー、タンブラーなどの物販も行なう

京都の恵みが詰まった一皿。宿泊者限定の絶品モーニング

 宿泊者限定の朝食セットは、ワンドリンク付きで2500円。8時~/9時~の各6席限定で、前日17時までの事前予約制(先着順)となっている。

 料理は京都のおばんざいをイメージした3種類の小鉢に、トースト、季節のスープの5品で構成。セットドリンクは、コーヒー(アイス/ホット)、紅茶(アイス/ホット)、カフェラテのほか、ハウスブレンド(700円)との差額を払えば、オレンジジュースやほうじ茶ラテなどすべてのドリンクを選べる。

「MUJI BASE KYOTO kiyomizu」宿泊者限定モーニング(2500円、ドリンク付き)
セットドリンクのオーガニック アイスコーヒー。ホットの場合はオーガニック ハウスブレンド 010 ミディアムになる

 こだわりの食パンは、「毎日食べても飽きない、白ご飯のようなパン」を目指して自社開発された京都産小麦を使用。そこに添えられるのが、佐々木酒造の米糀と京菓子司・俵屋吉富の白あんを用いたオリジナルの「白あん糀バター」と、季節のコンフィチュール(レモン)だ。

 記者もできたてを実食したところ、厚めにカットされた食パンはふんわり軽やか。上品な甘さのバターや季節のスープ(京都産・紅はるか)はもちろん、メインであるスクランブルエッグとの相性もぴったりだ。

おばんざいとも相性のよい食パンはふんわり軽やか

 スクランブルエッグは、京丹波みずほファーム「桜たまご」を使用。生クリームやゴーダチーズのトッピングにより、白あん糀バターに負けない濃厚な味わいに仕上がっている。

 ほか2種類の小鉢は、ナスと万願寺とうがらしの揚げびたし・ちりめん山椒、サーモンの手まり・アボカドとフレッシュチーズ「フロマージュブラン」入りをいただいた。

 連泊の場合は日によって異なるおかずを提供し、メニューの詳細は季節によって変更していくとのこと。京都の豊かな食材を少しずつ、和と洋の境界線を超えて味わえる貴重な体験だった。

連泊の場合は日によって異なるおかずを楽しめるという

一般客も利用OK! 清水散策で立ち寄りたいローカルメニュー

 小川珈琲 清水店は、宿泊者以外も利用可能。店内飲食とテイクアウトに対応しており、営業時間は8時~20時(ラストオーダー19時30分)。

 座席数は少なめで、中央の石のスペース含む全16席。コーヒー以外のドリンクも充実しているので、清水散策のついでに立ち寄るのがお勧めだ。周辺で宿泊するなら、チェックイン前のひと休憩やバスの待ち時間に活用するのもよいだろう。

 フードは、フレンチビストロの運営などを手がける「シェルシュ」代表の丸山智博氏が監修しており、地産地消を取り入れたメニューが並ぶ。

 8時~11時のモーニングタイムは、ドリンク付きの「京小麦パンのトーストセット」(950円~1900円)やオープンサンド(1200円/1600円)を提供。トーストは、小麦食パンと全粒粉食パンの2種類から選べる。

モーニングメニュー(8時~11時)※画像を開いてからクリックで拡大

 11時~14時のランチ、14時~20時のカフェタイムには、京風だし巻きでとろとろのスクランブルエッグを挟んだ異なる食感を楽しめるサンドイッチ(ランチドリンク付き1600円/カフェ単品1500円)や、堺町錦店でも人気の「しらすと九条ネギのたまごサンドイッチ」(ランチドリンク付き1600円/カフェ単品1500円/持ち帰り1473円)を用意している。

ランチメニュー(11時~14時)※画像を開いてからクリックで拡大
アボカドとライムの京小麦トースト(ランチドリンク付き1600円/カフェ単品1500円)
だし巻きとスクランブルエッグのサンドイッチ(ランチドリンク付き1600円/カフェ単品1500円/持ち帰り1473円)

 また、街歩きの休憩やテイクアウトにぴったりなスイーツも充実。京都・美山牛乳の風味を活かしたミルクソフト(店内600円/持ち帰り589円)は、コーヒー(ハウスブレンド)の粉や抹茶を無料でトッピングでき、季節ごとに味わいが変わるという。

 実食する際は両方をふりかけてもらったが、食べる場所によって香りが異なり、見た目も味わいも楽しい一品だった。

ミルクソフト(店内600円/持ち帰り589円)

 ほかにも、有機にんじんを使ったキャロットケーキ(店内580円/持ち帰り570円)、ジャムとオーツのクランブルを加えたソフトサンデー(店内750円/持ち帰り736円)など、ここでしか味わえない素材にこだわった甘味が楽しめる。

ミルクソフトクリームサンデー(店内750円/持ち帰り736円)
4種類のケーキ
カフェメニュー(14時~20時)※画像を開いてからクリックで拡大

 ドリンクは、コーヒー・エスプレッソのほか、フェアトレードの紅茶、京都和束の抹茶やほうじ茶を使ったラテ、自家製のレモンスカッシュやチョコレートドリンクなど、コーヒーが苦手な人や子供向けのメニューも取りそろえている。

 なお、閉店後の21時~24時の時間帯は、宿泊者専用ラウンジとして開放。無印良品の3種類のお茶(ノンカフェイン)とお菓子を選んで、一日の終わりをゆったり過ごすことができる。洗練された空間で、淹れたてのお茶の香りや色合いを感じてみてほしい。

ドリンクメニュー(店内利用)
テイクアウトメニュー(ドリンク、フード、スイーツ)

小川珈琲 清水店の基本情報

所在地: 京都府京都市東山区清水4-171 MUJI BASE KYOTO kiyomizu 1階
アクセス: 京都駅からクルマで約15分、京都市バス 清水道から徒歩2分
営業時間:
[ドリンク]8時~20時
[モーニング]8時~11時
[ランチ]11時~14時
[カフェ]14時~20時
※ラストオーダー19時30分
座席数: 全16席、テイクアウトあり

空室・料金チェック