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国際中距離線ブランドのエアージャパン、本日ラストフライト。「培った知見はANA発展のための財産に」

2026年3月28日 実施
エアージャパンの日本発が本日ラストフライト

 エアージャパンは3月28日、ブランド最後のフライトを実施した。9時50分発の仁川行きNQ121便、17時5分発のシンガポール行きNQ3便、そして日本発最終便は17時35分のバンコク行きNQ1便となった(シンガポールとバンコクの現地発は3月29日が最終便)。

 ANAの国際中距離線のブランドとして、2024年2月に運航を開始した同社は、バンコク線(2月9日就航)、仁川線(2月22日就航)、シンガポール線(4月26日就航)を立て続けに開設し、「外国人旅行者を日本らしいおもてなしで迎え入れる」「気軽に海外へ行きたいという日本人の願いをかなえる」をミッションに掲げてきた。

 一方で、ロシア・ウクライナ紛争の長期化やボーイングからの機材納入遅れなどが重なっており、ANAはエアージャパンブランドを休止、機材・人材をANAに集約することで国際線事業の拡大を進める方針を採った。

成田空港第1ターミナルのスポットにエアージャパンの3機が並んだ(手前が17時5分発のシンガポール行きNQ3便、中央は仁川から戻ってきたNQ112便、最奥が17時35分発のバンコク行きNQ1便
ゲート上部のサイネージでもラストフライトであることを周知していた
機内で配布したステッカーや最終搭乗証明書など

 最終便の出発を前に、運航部 部長の道廣直幹氏がこれまでの2年間と掲げたミッションを振り返り、「本日ほぼ満席の予約があり、我々のしてきたことは間違っていなかった。役割をしっかり果たせたと確信している」と述べたほか、エアージャパンブランドとしての運航は区切りを迎えたものの、「これまでに培った知見はANAの今後の発展のための大きな財産として引き継いでいく」として、これまでの支援に感謝を伝えた。

ラストフライトのクルーの皆さん
ラストフライトの前に感謝の言葉を述べた株式会社エアージャパン 運航部 部長 道廣直幹氏
搭乗が始まると、道廣氏らが最終搭乗証明書の配布を行なった
出発を待つNQ1便(登録記号:JA801A)
2年間の感謝を伝える横断幕とともに
多くのスタッフがラストフライトをぎりぎりまで見送っていた
NQ1便が滑走路へ向かう

 なお、トラベル Watchではブランドの立ち上げからユニフォームやシートの紹介、各路線の就航、実際の搭乗記など、数々の取材記事を掲載している。同社の歩みの振り返りに参照していただきたい。