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熱海温泉「ホテルニューアカオ」に泊まってみた! 昭和情緒あふれる客室と絶景の露天風呂でまったり、夜は地酒×フレンチに舌鼓

2023年7月12日 グランドオープン

熱海のシンボル「ホテルニューアカオ」がついに復活

 熱海の老舗リゾート「ホテルニューアカオ」(静岡県熱海市熱海1993-65)が、約2年の改装工事を終えついに全館グランドオープンしました。

 7月12日に行なわれたオープニング式典の模様は既報のとおりですが、新しくなった「オーシャン・ウイング」棟にさっそく宿泊する機会を得ました。滞在の楽しみ方を一部ご紹介しましょう。

7月12日にグランドオープンした「オーシャン・ウイング」棟

 さて、旧ホテルニューアカオは昭和48年の創業以来、当時の“熱海旅行ブーム”をリードしてきた名宿で、熱海のランドマーク的存在。2021年11月に一旦はその役目を終えて閉館しますが、その後、旧ホテルニューアカオの名称と古き良き昭和の味わいを残しつつ、現在はマイステイズ・ホテル・マネジメントが運営を引き継いでいます。

 建物は、日本ジオパークにも認定されている景勝地「錦ヶ浦」の先端にあり、その岸壁に沿って建つ「オーシャン・ウイング」「ホライゾン・ウイング」「スパリウムニシキ」の大きく3棟で構成。各棟は館内の連絡通路とエレベーターを使って行き来が可能です。

昭和レトロなオーシャン・ウイング棟ロビー
館内の至るところから相模灘の絶景を望みます

 2022年12月に先行オープンしたホライゾン・ウイング棟は、崖の上にそびえる白亜の洋館で、全100室の客室と2つのレストラン、浴場などを擁します。

 一方今回オープンしたオーシャン・ウイング棟は、海抜0m地帯のほぼ海洋上に建つ、旧本館にあたる施設。エントランス外観にカタカナのロゴで「ニューアカオ」と掲げられるネオンサインは昭和情緒たっぷりで、キャッチコピーのまさに“熱海のシンボル蘇る”光景そのもの。

扇状に広がる巨大レストラン「メインダイニング錦」
海鮮からステーキ、静岡のご当地グルメまで揃う豪華バイキング

 オーシャン・ウイング棟の客室は全250室。また、今回の目玉の1つである超巨大レストラン「メインダイニング錦」も合わせてオープンとなりました。大きな窓から錦ヶ浦の絶景を眺めながら、新鮮な海の幸やシェフが目の前で切り分けるローストビーフ、富士山麓で採れた野菜をふんだんに使った和洋中の料理など、豪華バイキングを楽しめます。

 お風呂は棟1階に、海までわずか5mの露天風呂「波音」があり、その名のとおり押し寄せる潮の音を聞きながら岩造りの湯船で天然温泉を堪能できます。

大浴場棟「スパリウムニシキ」。大海原に抱かれるようなインフィニティ風呂が名物

 また、宿泊客なら15階にある絶景大浴場のスパリウムニシキを使うこともできますし、同じく15階の連絡通路を進んだ先、ホライゾン・ウイング棟にある檜造りの大浴場「彩海」を使うのも、最高層11~12階に位置する貸切風呂「宙」「月」でプライベートを確保しつつ、贅沢に湯浴みするのも自由です。

今回泊まったオーシャン・ウイング「和室」(28~31m2、定員3名)
窓際でゆっくりオーシャンビューを堪能できます

 今回泊まったのは、オーシャン・ウイング棟の和室タイプ。決して新築、最新設備というわけではありませんが、バスルーム、トイレ、テレビ、冷蔵庫、金庫、館内着、タオル、ドライヤー、各種アメニティと、必要なものはすべて揃っていて、Wi-Fiや3in1の充電コードも完備されています。

 畳に敷かれた布団で眠るというのも新鮮で、昔ながらのムードたっぷりなお部屋です。

和室タイプは畳に布団を敷いて就寝
上下セットの館内着
お茶パック、電気ケトル、ウォーターボトル
お茶菓子は「あおさ入りせんべい」。お土産ショップでも人気商品
テレビとセキュリティーボックス
充電器とミニドライヤー
客室バスルームには、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープ
アメニティは、歯ブラシ、かみそり、ヘアブラシ
大浴場や露天風呂に行く際は、カゴにタオルなど必要なものを入れて
各客室フロアにウォーターサーバー。部屋にある専用ボトルに汲みます

 何といっても素晴らしいのはオーシャンビュー。今回泊まった7階の和室だけでなく、3~14階の全階、全タイプの客室に小テーブルとイスが窓際に配され、ゆったりと海の景色を眺めることができます。

 ほかにも和室二間、和室ツイン、和洋室、洋室と、好みのスタイルに合わせてセレクト可能。さらに、限定1室メゾネットタイプのスイートルーム「インペリアルスイート」も新たに登場したとのこと。その広さはなんと203m2で、全350客室のなかで最大です。

オーシャン・ウイング「デラックス和洋室(10畳+ツイン)」(53~64m2、定員6名)は、寝室と居間が別れています
オーシャン・ウイング「スーペリアツイン洋室」(24m2、定員2名)

 インペリアルスイートの吹き抜けのリビングからは美しい相模灘を見渡し、2つのベッドルーム、和室、茶室まで備わるという贅沢さ。

 最大11名(推奨は6名)まで泊まれるので、3世代での家族旅行やグループ旅行する人は、ここで特別な日を過ごすのもいいかもしれません。

オーシャン・ウイング「インペリアルスイート」(203m2
上下フロアにツインベッドルーム
和室や茶室まであります
吹き抜けのリビングから海を一望

 続いては宿のお楽しみ、夕食です。食事付き宿泊プランを予約すると、前述した「メインダイニング錦」でのバイキングか、ホライゾン・ウイング棟にある日本料理「舞扇」もしくはフレンチ「ボヌール」の3つから夕食を選べます。

 熱海は静岡県の伊豆半島に位置し、伊勢海老やキンメダイなどの新鮮な魚介類はもちろん、ブランド肉から山麓野菜、フルーツまでなんでもある食材の宝庫。地酒も豊富なので、湯上りにはぜひ和洋お好きな食事処を選んでペアリングを楽しんでください。

今回はフレンチ「ボヌール」で夕食

 今回は、ボヌールでフレンチコースをいただきました。今は夏のメニューで、前菜の地鯵のカルパッチョからはじまり、静岡県産サヤムスメ(枝豆)と胡瓜の冷製スープ、メインディッシュは国産牛リブロースステーキと付け合わせの地元野菜グリル。最後は旬のサクランボを使ったデザートのババロアケーキも。

 厳選食材で作るこだわりの品々はどれもハイクオリティ。見た目にも美しい料理が供され、お腹いっぱいになりました。

「本日の小さなオードブル」はポークリエット
「地鯵のカルパッチョと地野菜のコンポジション レモンのエキューム」
「静岡県産サヤムスメ(枝豆)と胡瓜の冷製スープ」
ワインとともに
「国産牛のリブステーキ ブロッコリーのピュレと地元野菜の付け合わせ ポルトソース」
デザート「サクランボのリング」。食後のコーヒーまたは紅茶付き

 群青色に統一された店内はオシャレな雰囲気で、大きなガラス窓からは相模灘の大パノラマを一望。夕方から夜にかけてゆっくりと日が落ちていくマジックアワーとともに、地ビール「静岡麦酒 ふじのくに限定」や特産のニューサマーオレンジを使ったモヒートなどの銘酒に酔いしれました。

 もちろんワインメニューもスパークリング、赤、白と豊富に揃っています。

地ビール「静岡麦酒 ふじのくに限定」
ニューサマーオレンジを使ったモヒート

 まわりを見渡すと、往年のニューアカオを懐かしむように食事を楽しむご年配の夫婦をはじめ、女子旅や子供連れファミリー、海外からの観光客とさまざま。高級感あふれるサービスながら、肩ひじを張らず気軽に本格フレンチを味わえるという点も魅力の1つかもしれません。

洗練された雰囲気の店内
マジックアワーに酔いしれます

 夜が更けると、昼間のオーシャンビューから一転、今度は漁港と温泉街の夜景が煌々と映ります。お風呂上りは、昭和レトロな「にぎわい横丁」へ。

 ここには好きな缶詰を選んで角打ちできるバー「缶蔵」をはじめ、昔ながらの射的やゲームコーナー、卓球、カラオケなどの遊びが充実。若い世代には新鮮で、当時を知る大人も童心に帰って夜長を楽しめます。

射的コーナー
缶詰Bar「缶蔵」
レトロなゲームコーナー
カウンターで缶詰×角打ち
焼き鳥やおでん、アヒージョ、デザート系などいろいろな缶詰がラインアップ
客室からみた温泉街と漁港の夜景
こちらはホテルエントランスから見た夜景
夜になるとホテルのロゴが灯り、ノスタルジックが増します

 翌朝は、清々しい空気のなかホテル敷地にある「錦崎庭園」を散策したり、ラウンジで目覚めのコーヒーを飲んだり、大海原に抱かれるようなインフィニティ風呂に浸かったりと、リフレッシュするのがお勧め。

 大浴場に併設のサウナに入って絶景を眺めながら外気浴すれば、“朝ととのい”も可能です。

大浴場棟「スパリウムニシキ」。まるで海と一体になったかのようなインフィニティ風呂は必見
断崖に建つホテルならではの段々湯
スキンケアやReFaのドライヤーを完備
サウナとととのいスペース
ホテル敷地にある「錦崎庭園」
ホライゾン・ウイング棟にある「ロイヤルラウンジ」で朝の一服

 朝食はメインダイニング錦でのビュッフェ、もしくはボヌールで和食中心のセットメニューのどちらかを選べます。それぞれ三島西麓野菜を使用したサラダや静岡県産こしひかりの炊きたてごはん、新鮮な地鶏卵を使った卵料理、アジの干物など滋味あふれるメニューをいただけます。

ビュッフェでは好きなネタをご飯にのっけてオリジナル海鮮丼が作れます
公式サイトにはこんな盛り付け例も
ベーコンエッグや卵焼きなど
小田原産鯵のアジフライバーガーをオーダーできるライブキッチン
熱海名物の干物焼き

 それから熱海土産を買うのも忘れずに。館内のショップでは銘菓や珍味などの名物を多数販売しているので、滞在中にチェックしてみてください。

各棟に1か所ずつあるお土産ショップ
熱海や伊豆の銘菓が揃っています
ロゴ入りTシャツなどのオリジナルグッズ

 10時までにチェックアウトを済ませたら、ホテルエントランスから発着する無料の送迎バスに乗ってJR熱海駅へ。もし熱海観光で分からないことがあれば、スタッフが丁寧に教えてくれます。

 約50年前の創業当時から変わらないのは、熱海温泉のブランド力やロケーションを活かした建物だけでなく、スタッフのアツいおもてなしや心遣いも同じ。最初から最後まで、ゆるく、楽しく過ごすことができました。

オーシャン・ウイング棟のフロント
JR熱海駅まで無料の送迎バスを運行
バスルートは温泉街や観光名所の熱海サンビーチを通過します

 東京から新幹線に乗ってわずか40分ちょっと。ぜひ、懐かしくも新しい「ホテルニューアカオ」で夏の温泉旅行を満喫してはいかがでしょう。