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ファミコン遊び放題で眠れない?! 熱海ホテルニューアカオに新設「昭和夜ふかしルーム」が本気の趣味部屋だった
昭和100年記念の1泊2食バイキング付きプラン
2025年4月25日 19:28
- 2025年4月25日 公開
ホテルニューアカオ(静岡県熱海市熱海1993-65)は、2025年に数え年で「昭和100年」となる節目を記念したコンセプトルーム「昭和夜ふかしルーム」を、4月29日の昭和の日より提供開始する。
1973年のホテル開業当初の時代をイメージし、つい夜ふかしして遊びたくなるような“昭和の趣味部屋”をホテルの一室に再現したもので、滞在しながらノスタルジックな昭和の世界にどっぷり浸る時間が楽しめるという。宿泊客の受け入れ開始に先立ち、内部をメディアに初公開した。
なお昭和夜ふかしルームは、8つの特典が付いた宿泊プラン「≪1日1室限定販売≫昭和夜更かしルームで昭和の世界にどっぷり浸かるひとときを~食事はシアターレストランでのビュッフェ~」として利用できる。
公式サイト・電話ですでに予約を受け付けており、宿泊可能期間は4月29日チェックイン~7月13日チェックアウト。1室定員4名で、価格は4名利用の場合、大人1名あたり1泊2食付き2万3400円~。食事は、扇型の巨大シアターレストラン「メインダイニング錦」で夕朝バイキングとなる。
畳の和室に150ものアイテムを集めた「昭和夜ふかしルーム」はまさに趣味部屋
昭和夜ふかしルームは、ホテルニューアカオの宿泊棟「オーシャン・ウィング」8階にある特別室ジュニアスイート(和室2+ベッドルーム1、83m2)を利用。3間あるうちの和室1間に“昭和の趣味部屋”を再現している。
集められたアイテムはおよそ150。畳敷き12畳の空間には、ビデオデッキやラジオ、ブラウン管テレビ、レコードプレイヤーなどの昭和家電に、ちゃぶ台やたんすといった味わい深い家具、懐かしいフィギュアにファミコン、ボードゲーム、けん玉まで揃う。ほとんどのアイテムがジャンク品ではなく実際に動かせる本物で、レコード(約40枚)を聴いたりビデオ(約70本)見たり、スーパーマリオブラザーズなどのファミコンソフト(約20本)で好きなだけ遊ぶことも可能だ。
ホテルニューアカオ 広報 マネージャー 杉山聖也氏の話によると、記念すべき「昭和100年」のアニバーサリーを少しでも盛り上げたいという想いがあり、このコンセプトルーム「昭和夜ふかしルーム」を昭和100年記念イベントの目玉として企画。
昭和レトロアイテムの数々は、古物の専門業者のほか、社員が実際に持っていたもの、実家や親戚のおばあちゃん家に使われずに眠っていたもの、メルカリで出品されていたものなどを総力戦でかき集めたという。
たんすや冷蔵庫といった昭和の家具・家電を自分たちで搬入するのは汗だくになり苦労したが、昭和の世界を存分に楽しむ部屋を作り上げることができたと振り返った。
客室としての機能も整っており、遊ぶ部屋とは別に、ほか2間(和室のリビングルームとレトロモダンな洋室ベッドルーム)は、本来のジュニアスイートの仕様で用意されている。また、ホテルニューアカオは全350室がオーシャンビューというのも特徴だが、この「昭和夜ふかしルーム」(ジュニアスイート)では、和室のリビングルームから熱海の景勝地・錦ヶ浦の絶景を望むことができる。
とことん昭和の世界に浸る、8つの特典。お土産グッズまで付いてくる!
昭和夜ふかしルームの宿泊プランでは、以下8つのお得で楽しい特典が付いてくる。
1. 昭和100年記念オリジナルTシャツ(1人1枚)
2. UCC コーヒーミルク入り 復刻缶(1人1缶)
3. 駄菓子詰め合わせ(1部屋1セット)
4. インスタントカメラ(1部屋1台)
5. 1973年の宿泊日当日のお誕生日新聞(1部屋1部)
6. にぎわい横丁の射的無料(1人1回、通常1回10発500円)
7. バブリースーツのレンタルサービス「バブル衣装で“ハイ!チーズ!”」無料(通常1泊1100円)
8. レイトチェックアウト11時(通常10時)
昭和100年記念オリジナルTシャツは、3月に開催したTシャツデザインコンテストの最優秀作品を商品化したもの。「あなたにとってのホテルニューアカオ×昭和100年」をテーマに募集して選ばれた“ブラウン管テレビ”モチーフのシックなデザインで、昭和夜ふかしルームに泊まったらさっそく部屋着として使うのもお勧めだ。館内ショップでは4月29日に新発売となる(1枚4980円、S~XL)。
ウェルカムドリンクとして味わえるのは、「UCCコーヒーミルク入り 復刻缶」。1970年の大阪万博でヒットした世界初の缶コーヒー「UCC コーヒーミルク入り」の初代缶デザインを、UCCが2025年大阪・関西万博の開催に合わせ復刻缶として販売中のものを用意している。
駄菓子は、ホテル館内の「にぎわい横丁」(オーシャン・ウイング1階)にある駄菓子屋コーナーの商品を袋いっぱいに詰めてプレゼント。この駄菓子屋コーナーは、昭和元年に創業した静岡県の駄菓子屋「あまのや繁田商店」が監修したもので、営業は6月30日までの期間限定。
にぎわい横丁では、縁日のような気分で射的にも挑戦できる。
さらに、ホテルで過ごした思い出を写真に残し、現像するまでのワクワクも持ち帰ってほしいという想いから、昭和を象徴するアイテムとして「インスタントカメラ」を1台プレゼント。
また、バブリースーツをレンタルすれば、「昭和夜ふかしルーム」内はもちろん、ホテルロビーやボールルーム、にぎわい横丁といった館内の“昭和レトロ映えスポット”を巡ったり、衣裳を着たままシアターレストラン「ダイニング錦」で食事を楽しんだりすることも可能。
ヘアアイロンやヒール、装飾小物の用意もあるので、ワンレン、ボディコン、ジュリ扇のバブル衣裳に身を包み、お立ち台の上で踊るディスコのギャルになりきることができる。
ほかにも宿泊特典として、1973年の宿泊日と同じ日の「お誕生日新聞」を部屋に用意。記事には当時の話題やニュース、流行などが載っていて、記念に持ち帰ることが可能だ。
熱海を代表する温泉リゾート「ホテルニューアカオ」。日帰り入浴でも“昭和の世界”が楽しめる!
ホテルニューアカオは、昭和48年(1973年)の創業以来、当時の熱海旅行ブームを牽引した温泉リゾートホテル。2021年11月に一時閉館したのち、マイステイズ・ホテル・マネジメントが旧ホテルニューアカオの名称と古き良き昭和の味わいを残し、運営を引き継いだ。
景勝地「錦ヶ浦」の岸壁に建ち、オーシャン・ウイングとホライゾン・ウイングの2棟からなる全350室がオーシャンビュー。珍しいレトロゲームや缶詰めをつまみに角打ちを楽しめる「にぎわい横丁」のほか、伊豆の海鮮グルメや和洋中のバイキングを味わえる「メインダイニング錦」、インフィニティ露天風呂が名物の温泉大浴場「スパリウムニシキ」などを併設する。
今回、宿泊客以外でも“昭和の世界観”を楽しめるよう、写真撮影専用の展示ルーム「ホテルニューレトロ」を4月29日~7月13日の期間限定で開設。
コンセプトルーム「昭和夜ふかしルーム」と同じく、一室に150もの昭和レトロアイテムを集めており、日帰り温泉やレストランの食事でホテルに訪れた際にも鑑賞や記念撮影が楽しめる。公開時間は期間中の各日9時~18時。場所はオーシャン・ウィング棟の3階。