ハリーが暮らした階段下の物置き部屋が見られる「ダーズリー家」のセット。風船みたいに膨らんだマージおばさんも

ハリーの怒りの魔法（無意識）で風船のように膨らんでしまったマージおばさん。「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のワンシーンだ

　6月16日に開業を控えた「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。本稿ではバックロットに造られた「ダーズリー家」セットを紹介しよう。

プリベット通り4番地がダーズリー家の住所。ハリーはこの叔父叔母の家の階段下の物置で暮らしていた

　ハリーが赤ん坊の頃に託され、育てられてきたプリベット通り4番地にある「ダーズリー家」。そのセットがなかなかおもしろい。屋外エリアにど～んと一軒家が建てられていて、実際に中に入って見学できるのだ。注目ポイントはなんといっても階段下のハリーの部屋。こんなに狭いところで暮らしていたなんて（泣）と心底ハリーに同情しながら、見事に再現されたダーズリー家を楽しもう。

スチール写真を展示。撮影秘話なども読むことができる

ダドリーが5m泳げたことを称える表彰状

階段。2階には上がれない

その下にハリーの物置部屋がある

想像通りの狭さ。第1作目の冒頭シーンを思い出すと可哀想で泣けてくる

1作目でハリーが着ていたものとよく似たシャツがベッドに

棚の上にはおもちゃが少し。ダドリーのお下がりだろうか

床には靴や湯たんぽ

　リビングには、シリーズ第1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」で、ホグワーツからハリー宛の手紙（入学許可証）が暖炉から大量に降ってくるシーンが再現されている。さらに隣のダイニングでは、第3作目「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の冒頭で、ハリーの両親の悪口を言ったマージおばさんが、ハリーの怒りの魔法（無意識）によって風船のように膨らんでしまった印象的なシーンを間近で見ることができる。

次から次へと暖炉から出てくるハリー宛の案内状。中身はホグワーツの入学許可証

宛名は「プリベット通り4番地 階段下の物置内、ハリー・ポッター様」

映画「ハリーポッターとアズカバンの囚人」の冒頭ワンシーン。マージおばさんはこのあと空に飛んでいった

床にはダドリーが倒れている

あっけにとられるペチュニアおばさん。その横にはハリー

趣味の悪いインテリアでいっぱいのダーズリー家。装飾スタッフさんはセンスの悪いものばかりを集めたのだそう。花瓶や置物、壁紙がダサダサだ

ダドリーの成長写真

隣のキッチンも、お皿や道具など全体的にセンスが悪い

今の今まで食べていたような汚れたお皿のリアルさが半端ない。もちろんセットの一部