天蓋付きの小さなベッドが並ぶグリフィンドールの男子寮。1人1人の個性が表現された個人スペースに注目

中央がハリーのベッド。グリフィンドール寮のシンボルカラーの真紅のカーテンが落ち着いた雰囲気だ

　6月16日に開業を控えた「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。本稿では「グリフィンドール男子寮」を紹介しよう。

グリフィンドールの男子生徒の寝室だ（写真提供：スタジオツアー東京）

「グリフィンドールの談話室」セットの向かい側に造られているのが「グリフィンドールの男子寮」のセットだ。実際には（物語のなかでは）談話室の奥にあるらせん状の階段を上がると、左が男子寮、右が女子寮という設定。丸い形の寝室には中央にストーブが置かれ、それを取り囲むようにして天蓋付きのベッドが4台配置されている。スタジオツアー東京のセットは、夜の男子寝室を演出する暗い照明となっている。

ハリーのベッド脇のテーブル

本の上に丸メガネが置いてある

　このセットで注目したいのは、それぞれの少年の個性を表現するため、個人スペースにさまざまな装飾が施されているところ。例えばチャドリー・キャノンズというクィディッチチームの熱心なファンであるロンのサイドテーブルには、ポスターやペナントがベタベタと。本や置物などの小物類もじっくり観察すると楽しい。気になるところがあれば近くにいるインタラクターに聞いてみよう。

窓枠の位置が違うが「ハリー・ポッターと賢者の石」でハリーがホグワーツに入学した日の夜にヘドウィグと向かい合わせに座って外を眺めていたのはここだろうか？

右の一番手前がロン・ウィーズリーのベッド。カラフルなパッチワークがいかにもロンといった感じ

無造作に脱ぎ捨てられた洋服や床に落ちているマフラーはすべてロンのもの

ロンのサイドテーブルには大好きなイギリスのクィディッチチーム「チャドリー・キャノンズ」のポスターやステッカーなど

こちらはネビル・ロングボトムのテーブル

撮影中ずっと同じものが使われたというベッド。しかし俳優たちが身体が大きくなっていったため、カメラアングルを工夫しながらの撮影を余儀なくされたのだとか