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フィリップス、深剃りと肌へのやさしさを両立したメンズシェーバー

2022年2月18日 発売

フィリップスS9000(S9985/50)

 フィリップス・ジャパンは、メンズシェーバーの最上位モデル「フィリップスS9000」シリーズの新商品を2月18日に発売する。2月8日から家電量販店やオンラインショップで予約を受け付けている。

 今回発売される最新モデルでは、「過圧防止センサー」を搭載。肌に押し当てる圧力が強すぎると肌への負担が大きい一方、弱すぎると深剃りできないという課題がある。同社の調査によれば、男性の68%が適切な圧力でシェービングできていないという。

 これを解決するため、新モデルでは、同社が最適とする1.5~4ニュートンの圧力を視覚的に確認しながらシェービングを進められるリング状のライトを装備。青いと弱すぎ、オレンジ色だと強すぎ、緑色だと最適だと分かるようにしている。

過圧防止センサーにより最適な力加減でシェービングできる

 圧力センサーは毎秒30回の間隔で圧力を感知しており、毎秒500回の間隔でヒゲの密度を感知し、トルクを自動調節するパワーアダプトセンサーや、シェーバーを動かし方を認識するモーションコントロールセンサーなどと、スマートフォン用のアプリを組み合わせることで、個々人の顔の輪郭やヒゲの濃さへの最適化を図る「パーソナルフィット・シェービング」を追求している。

 2月8日にオンライン開催された発表会において、フィリップス・ジャパン 代表取締役社長の堤浩幸氏は、新モデルについて、「かっこいい」「キレッキレ」「きれい」の3つのKを特徴として挙げた。

フィリップス・ジャパン 代表取締役社長の堤浩幸氏

 1点目の「かっこいい」については、「従来のフィリップスのシェーバーは、どちらかというと柔らかさや優しさがあったが、今回は男らしさ、かっこよさを前面に出したフォルムデザインになった。持ちやすく、本当によく剃れるような設計になっている」と語る。

 2点目の「キレッキレ」については、回転式の良さを追求することで、よく剃れるということに加え、“頭もキレッキレ”として、そのスマートさをアピール。「SkinIQ」と呼ばれるテクノロジーにより、シェービングのパーソナライズを実現しているという。

 3点目の「きれい」については、新たな洗浄システムを挙げる。新システムは電源の接続が不要なコンパクトな設計になっており、シェーバー本体の動力をジャイロスコープを使って伝えることで、洗浄システム全体が動作するようになっているという。堤氏によれば、洗浄機能についてはユーザーからのリクエストが多かった部分で、「今回一つのソリューションとして提供できるようになった」という。

 この洗浄システムについては、本国から発表会にオンライン参加したロイヤルフィリップス グルーミングカテゴリー ビジネスカテゴリーリーダーのアイメン・ムニフ氏は「日本の小さな洗面台にも置きやすい。電気もアルコールも使わず、環境にもやさしい」としている。

ロイヤルフィリップス グルーミングカテゴリー ビジネスカテゴリーリーダーのアイメン・ムニフ氏

 ムニフ氏によれば、欧米と日本を含むアジアではシェービングに対する考え方が異なり、「欧米では何日か伸ばしておく傾向があるのに対し、アジアでは毎日しっかりと剃り上げるのが一般的で、日本やアジアの市場では、深剃りとともに、肌への快適さを両立することが重要」だという。その上で、「我々の研究では、日本人やアジア人のヒゲの質は太くて硬いということになる。深剃りと肌へのやさしさを追求するため、S9000はアジアで開発した」と明かした。

 フィリップス・ジャパン パーソナルヘルス事業部 事業部長の加藤裕一郎氏は、「360-D フレックスヘッド」や「スーパーリフト&カット」など、同社のシェーバーに搭載されているテクノロジーを紹介しつつ、「世の中が荒波のように変化しており、コロナのこともあるが、女性の社会進出など、いろいろなことによって職場の環境や意識が変わってきている。男性が美容やスキンケアに興味を持ち、マーケットも広がる中で、身だしなみや自分の見た目が重要になってきている」と社会の現状を評価。自分に自信を持てるように、新商品を活用して欲しいと語る。

フィリップス・ジャパン パーソナルヘルス事業部 事業部長の加藤裕一郎氏

 新モデルは付属品の構成によって3モデルがラインアップされ、店頭価格はベーシックな「S9985/50」が3万8280円程度、充電スタンドが付属する「S9982/54」が4万2900円程度、さらにヒゲスタイラーが付属する「S9987/59」が4万8400円程度。