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無印良品、「コオロギせんべい」を5月20日発売。「エビに近い香ばしい風味を楽しめる」
2020年5月13日 10:55
- 2020年5月13日 発表
- 2020年5月20日 先行販売
無印良品を展開する良品計画は、「コオロギせんべい」を無印良品のネットストアで5月20日から先行販売する。
無印良品のコオロギせんべいは、「フタホシコオロギ」という熱帯性のコオロギを使用。衛生的で安全な環境で飼育され、温度や湿度を一定に保つことにより通年産卵させることが可能で、そのコオロギをパウダー状にしてせんべいに練りこみ、コオロギの味を活かすために余計な原料を使わずシンプルな配合にし、エビに近い香ばしい風味を楽しめるという。
ただし、食用コオロギパウダーはエビやカニなどの甲殻類と類似した成分が含まれており、エビやカニのアレルギーがある人は食用を控えるようにとのこと。
無印良品「コオロギせんべい」
発売日: 2020年5月20日 Web先行販売
価格: 190円
規格: 55g
Webサイト: 無印良品「コオロギせんべい」特集ページ
世界の急激な人口増による、今後の食糧確保と環境問題などの課題を考えるきっかけになればという思いから、昆虫食先進国のフィンランドを訪問するなど情報収集を行ない、その結果昆虫食研究の最先端を走っている徳島大学と協業し、コオロギを食材とするための取り組みを開始。
昆虫は主な動物性たんばく資源の家畜に比べ、主要な栄養素を多く体内に含むため、栄養素を効率よく摂取することができ、生育する際の温室効果ガス排出量や、必要な水やエサの量が圧倒的に少なく、環境負荷も軽減されるという。
FAO(国連食糧農業機関)も、栄養価が高く環境への負荷も少ないという理由で、家畜の代替として昆虫食を推奨。なかでも飼育しやすく効率的に生産できるコオロギは食用に適しているため、国内外で注目されており、徳島大学のノウハウで生産された食用コオロギを原料として使用し、原料から製品の製造までを日本国内で行なっているため安全性も確保され、供給面についても安定した体制を整えているとのこと。